柏木広樹 @ クロサワバイオリン渋谷本店
『おくりびと』のときに柏木広樹さんとクロサワバイオリンに触れましたが、
柏木さんが件のクロサワバイオリンで現代の巨匠ビソロッティ・ファミリーの長男、
マルコ・ビソロッティ氏来日記念のインストアライブをされるとかで、
クロサワ顧客のツレちゃんに席を取ってもらい、日曜日に行ってきました。
いきなり現代の巨匠と言われてもなー
ごもっともです。
ビソロッティ一族は、ヴァイオリンやチェロの制作者です。
バイオリン一台で、軽く新車が買えます。軽自動車じゃないですよ。
プリウスだって買えちゃいます。あたしの知らない世界です。
そのビソロッティ作のチェロとヴァイオリンで、
ビソロッティ一族の長男の聴いている前で弾くのは、けっこう緊張しそうだなー。
なんてことを思いながら、聴いていました。
楽器の音を聞き分ける耳は持っていないのですが、
印象としては「若いなー」という感じ。響きが全方位的でないというか、
伸びが直線的というか、遊びがないというか、そんな感じです。
演奏が続くにつれて、だんだんほぐれてくるような、丸みを帯びるような、
楽器が少しずつ肩の力を抜いて本来の力を発揮するようでした。
なんか、冷やしすぎた白ワインをゆっくり飲み進めていくような感じ?
最初は香りも立たないしちょっとカドカド、ツンツンしているんだけど、
温度が上がると香りたち、渋み以外の味が前に出てくるでしょ?
しかも飲んでるこっちは酔っぱらってきて、懐大きく「さぁおいで!」的な、
あんなかんじ。
柏木さんのチェロ、室屋くんのバイオリン、林さんのピアノのトリオで、
クラシックとは違う弾かれ方をする最愛の楽器たちに、
マルコさんも驚いたとコメントしてました。
もちろん第一義的にはクラシック奏者に弾かれるために作られる楽器で、
遊びでちょろっと手を出せるようなお値段でもないのだけれど、
楽器のポテンシャルが高ければ、どんなジャンルでもこなせる、の典型のようでした。
ライブ後に店内をうろついて実際の楽器を間近で見たのだけれど、
お値段のところは「Ask!」と書かれておりました。
怖くて聞けないっつーの。
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