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2005/04/18

『JSA』(18/100 '05)

イビョンホンしぃ本人が、これまで印象に残った作品として『我が心のオルガン』『JSA』』『バンジージャンプする』を挙げておられ、『バ ンジー』はこないだ見たし『我が心のオルガン』は字幕なしのVCDだから見るのにある程度の覚悟がいるしということで、いちばんお手軽な『JSA』を見る ことにしました。

すでに原作を読んでいたのですが、ずいぶんと大胆な切り取り具合をしたもんだなーと。骨組みだけ利用して、まったく違う 描き方をしている。けど原作のメッセージを間違って受け取ってないから、原作から受ける印象とほとんど違わないのがすごい。挙げ連ねていけば違う点は山の ように出てくるというのに、というより、同じところのほうが少ないくらいなのに、伝わるメッセージはいっしょ。すごい技量です。

原作では 男性だったスイスの軍人が映画では女性なのはなぜかな?と思ってましたが、これ男性だったら、出てくる女性はひとりっきりになっちゃうのね。女性に、しか も美しい女性にした意味は、映像的には正解かな。男性の世界を女性には理解できないのか、と思わせる効果があったようにも思うけれど、その意味ではマイナ スかな、あたし的には(人によってはこれもプラスなのかもしれませんけど)。原作にある、父親との確執からむしろ韓国に対して敵意のようなものを抱いてい るところから、しだいに自分の依って立つ場所を見い出していく過程が描かれなかったのもちょっと残念。写真を折り曲げてるだけじゃ伝えきれないでしょ。

写真といえば、ソンシクが彼女だと言って見せた写真がコソヨンなのだけど、原作ではチェジンシルだったような。いや、あれは、韓国で人気の女優だといって名前が挙がってただけかな?? 記憶があいまいです。

イ ビョンホンはもちろんのこと、個人的にはソンガンホの抑えた演技がすばらしかったかな、と。前にも書いたけど、国と国のしがらみはあってもまずは人間同士 なんだとほっとさせられる反面、その友情が国益の前には無力で、いとも簡単に踏みにじられてしまう悲しさと、そして人間の芯の部分の強さと弱さを描いた良 作です。見るべし。そして、読むべし。

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