« 『エターナル・サンシャイン』(47/100 '05) | トップページ | 『ブレックファスト・クラブ』(49/100 '05) »

2005/07/01

『モーターサイクル・ダイアリーズ』(48/100 '05)

本日は二本立て。
二本めは『モーターサイクル・ダイアリーズ』でした。

あたし的名前覚えられない俳優部門第二位のガエル・ガルシア・ベルナル主演。
ちなみに第一位はハーレイ・ジョエル・オスメント。
ミドルネーム入れるのはやめてほしいです。

それはさておき、とてもよい映画でした。
若きチェ・ゲバラが旅を通して学んだこと、とひとことで片づけるのは簡単ですが、それが彼の人生を大きく変え、さらに南米社会を大きく変え、それが全世界に少なからずの影響を与えたことを考えると、深い深い映画だと気づかされます。

思えば人は、放浪に近い旅をすることでその後の人生を決定づけてしまうことがままあります。

たとえば写真家・星野道夫氏。
彼は16歳のときに北米をヒッチハイクで回り、その経験が彼をアラスカへ、そして写真家へと導いたのです。

たとえば建築家・安藤忠雄氏。
大学で建築を学んでいない彼は、実際に自分の目で偉大な建築を確かめるため、ヨーロッパやインドを回り、建築そのものと、その建築が建っている場所の空気を体の内に取り込んで帰りました。

18世紀、イギリスの上流階級の若者が自己教育の一環としてヨーロッパ、とくにローマを巡りました。俗に言うグランド・ツアーです。見聞を広げ、実地訓練を積むことが目的でしたが、ゲバラにとってのこの旅は、まさにグランド・ツアーにほかならなかったのでしょう。

人との出会いによって多くを学び、助けられ、優しさに触れ、豊かに成長するだけでなく、宗教的、人種的、思想的背景によって、あるいは病気という要因によって差別されるという歪んだ南米の一面をまざまざと見せつけられて変わっていく様を、ベルナルはよく演じています。

というよりも、ベルナル自身がこの映画を通して多くを学んだのかもしれません。
ときおり、俳優ではなくその土地に本当に暮らしている人ではないかと思わされる人が出てきますが、そんな人たちと話しているときのベルナルは素の顔に見えたから。

なんにせよ、よい映画を見たなぁと、素直に思える映画でした。

モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版 DVD モーターサイクル・ダイアリーズ 通常版

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2005/05/27
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 『エターナル・サンシャイン』(47/100 '05) | トップページ | 『ブレックファスト・クラブ』(49/100 '05) »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/56534/2106023

この記事へのトラックバック一覧です: 『モーターサイクル・ダイアリーズ』(48/100 '05):

« 『エターナル・サンシャイン』(47/100 '05) | トップページ | 『ブレックファスト・クラブ』(49/100 '05) »