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2005/11/26

『ホテル・ハイビスカス』(96/100 '05)

このところ「日本映画を見てみようキャンペーン」中でもあるかのようにけっこう日本映画を見ています。
ふだん、年に1本か2本くらい見ればいいほうだから、かなりなペース。
今回は、沖縄を撮る中江裕司監督の、2002年の作品『ホテル・ハイビスカス』。
以下、ネタバレ。

小学三年生の美恵子はホテル・ハイビスカスの末娘。
黒人とのハーフのにぃにぃ、白人とのハーフのねぇねぇ、ハイカラなかぁちゃん、
そのかぁちゃんにべた惚れのとーちゃん、そしておばあの5人暮らし。
ホテル・ハイビスカスは、だからとってもインターナショナルだけれど、
じつは生活は苦しい。本日も、お客さんは本土からの能登島さんひとりだけ。

だけど美恵子も家族も、毎日をのほほーんと明るく、
そしてゆるーーーーく生きている。
美恵子の目下の目的は、キジムナーを捕まえること。
友だちふたりを引き連れて、今日も今日とて、
米軍基地の中でキジムナー探索をするのである。


何が驚いたって、字幕が出るんですよ、日本映画に。
でも、字幕の出ない部分も、半分くらいわけわかんないの。
その意味でもゆるゆるの映画。主役の美恵子がやたらと元気で、
彼女の目線からいろんな問題に光を当ててるかんじ。
もちろん、そんなのスルーしちゃって、明るい家族の物語、ととらえることもできるんだろうけど。
けれど、、、

米軍基地の中に、昔から住んでいたからと住み続けるおばあや、
肌の色の違う三人の兄弟姉妹がいることや、
父親は仕事が閑散として昼日中からごろごろしていることや、
母親がホステスしながら一家5人の生活を支えていることや、

そんなことが見えてきてしまったりするから、
単純に素直に「わはは」とは笑えない。
ギラギラと光る太陽、どこまでも高く青い空、エメラルドグリーンの海、真っ赤なハイビスカス。
景色が原色に染まっているから、そうでない部分がやけに陰鬱に際立ってしまう。

救いは、美恵子のたくましさ、かな。

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販売元:バンダイビジュアル
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