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2005年11月

2005/11/30

『私の頭の中の消しゴム』(今年2回目)

本日の最後は『私の頭の中の消しゴム』です。
(このリンク、大音響出ます。ご注意ください)
すでに見てはいたのですが、もう一度じっくりと見ようと思って。
できるだけ字幕を見ないようにと思ったんだけど、
長いセリフになると、ついつい目がいっちゃうんだよなぁ。
けっこうあれやこれや、気づいてなかったこともありました。

まず、スジンはキリスト教徒なんだなーということ。
クロスのネックレスはしてたけど、オシャレかな?
くらいにしか思ってませんでしたが、
自宅にキリストを描いた絵が飾ってあったので、
家族でキリスト教徒なのじゃないかと。
だとすると、冒頭の不倫→駆け落ち、というくだりは
父親としては特段許しがたかったでしょう。

それから、スジンの不倫相手のヨンミンしぃですが、
このあいだ見た『もし、あなたなら 6つの視線』の
第2話『その男、事情あり』に出てました。
性犯罪者とレッテルをはられ、マンション中から差別を受けている男性、
という役でした。

そしてスジンのお父さん。
この人もつい最近どこかで見たなーと思っていたら、
ウソンの『トンケの蒼い空』でした。

あと、冒頭の、駅でスジンに「火ある?」と聞くアウトドアのおじさん。
これはパクチャヌク監督の復讐三部作の全部に出てるオグァンノクでした。
『復讐者に憐れみを』では最後にソンガンホを追いつめる4人組のひとりで、
『オールドボーイ』では、ビルの上から投身自殺しちゃうおじさんで、
『親切なクムジャさん』では、息子を殺されて娘といっしょにやってきて斧出したおじさん。

ほかにも、見てるときに「あーーーっ」と思ったことがあったんだけど、忘れてしまった。

そうそう、冒頭でリンクした、大音響の出る公式サイトですが、
右下のほうに150万人突破記念でプレゼントが出てます。
プレスシートとか、あります。
来年のカレンダーになっている壁紙もありましたよ。
これはだれでもダウンロード可。
ついついしちゃいました、ダウンロード。

私の頭の中の消しゴム DVD 私の頭の中の消しゴム

販売元:ジェネオン エンタテインメント
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『エリザベスタウン』(99/100 '05)

ふつうの格好をしているオーリーを、スクリーンで初めて見ることになる一本。
『エリザベスタウン』が、本日の2本目。
2005年のトータルでも、99本目となりました。
以下、ネタバレ。




スニーカーのデザイナー、ドリューは画期的なデザインの新製品を担当したが、これが大コケ。業界最大手の会社に10億ドルの負債を課してしまう。
恋人にもふられ、失意のドリューは自殺を試みるが、まさにその直前、妹から父が亡くなったと電話が。

遺体を引き取りにケンタッキーに向かう飛行機の中、
ドリューは客室乗務員のクレアと出会う。
また、父の故郷エリザベスタウンでは、だれもかれもが父の死を悼み、
そして父の思い出を語り、彼がどれだけ愛されていたかを思い知らされる。
失意のどん底にいたドリューは、そんな人たちと、そしてとりわけクレアと心を通わせていく。


と、あっさり書くとこんな感じですが、じつはかなーーーりツボな映画でした。
こういう映画はかなりすきです。
キルスティン・ダンストは、昔はかわいかったのに最近はなぁ。。。なんて思ってましたが、この映画の彼女はすごくいいです。不思議な魅力たっぷり。

クレアが何度も「埋め合わせ」という言い方をするのですが、つまり、
I am a substitute. と言って、「この人でなくちゃだめ」な人ではなくて、
ほんとうに必要なだれか、あるいは何かのかわりに、そばにいてくれる人、ということ。
逆を言えば、代替品がいつでもある、ということでもあります。

このことばは、ドリューの心にひっかかります。
彼こそ substitute で、靴のデザイナーなんて掃いて捨てるほどいるとクビになったのだし、成功者でない男はいらないとばかりに、恋人にはあっさり別れを切り出されるし、だれにも必要とされない自分を実感しているのです。
そんな彼が、父は故郷では substitute ではなかったと知り、そして自分も、
クレアに「自分は substitute ではない」ことを知らされるのですね。

けれどじつは、クレア自身もとても満たされない心を抱えて生きているのだなぁと想いました。
映画中ではそんなセリフはひとことも出てこないし、むしろクレアはだれからも好かれる、とても好感度の高い女性として描かれています。
でも同時に、自分がだれかのナンバー1ではないことにひどく傷ついている。
だからドリューの気持ちもわかったし、彼をどうしたらそこから救い出せるか知っていた。
そして、ドリューが自分の道をもう一度しっかり踏みしめて歩き始めたとき、
クレアはドリューにとっては substitute ではなくなっているのです。

なんだか、ほわあっとあたたかくなる映画でした。


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『イン・ハー・シューズ』(98/100 '05)

レディースデイを利用して映画の本数を稼ごうと、午後半休した「ぱぼ」です。
見たい映画はたくさんあったのだけど、もっとも効率よく見れる時間帯を選び、
『イン・ハー・シューズ』『エリザベスタウン』『私の頭の中の消しゴム』を選びました。まずは『イン・ハー・シューズ』。
以下、ネタバレ。


見た目も中身もまったく違う姉妹、ローズとマギー。
ローズは容姿にコンプレックスを持ち、仕事に生きる弁護士。
とはいえ、仕事が楽しいわけではなく、
そこで自分が必要とされていると感じたいだけ。
妹のローズは容姿端麗だが読書障害に計算が苦手でまともな職につけず、
男をたぶらかしては酒をおごらせるような生活をしているトラブルメーカー。

実家を追い出されたマギーはローズの家に転がり込むが、
そこでローズの男に手を出してしまう。
ローズはマギーを追い出し、男とも別れ、仕事も辞めてしまう。
一方、行くところのないマギーは、亡くなった母の母、
つまり祖母を訪ねてフロリダへ。

20年ぶりにあった祖母と孫は、はじめこそぎくしゃくしたが、
マギーが働くようになって、しだいに関係を築いていく。
マギーのトラブルを、言わずとも祖母は理解しているようで。
しかし、いくら頼んでもローズを呼んでくれないマギーに業を煮やし、
祖母はマギーの手帳からローズの住所を調べて彼女を呼び寄せる。

すべてを知っている元同僚と婚約にこぎつけたものの、
マギーのことを話せない彼女に婚約者サイモンは
「すべてを打ち明けてくれないなら結婚できない」と言い、
それに傷ついていたローズは、フロリダに飛ぶ。
そこにマギーがいるとも知らずに。

キャメロン・ディアスの株がぐーーーんと上昇しました。
かわいいだけの女優さんと思ってましたが、これはかなりよかった。

ともにコンプレックスがあって、自分がないものを相手が持っているという、
いちばん自分が惨めになる対象が常にそばにいる、という状況の姉妹。
お互いを想いながら、肉親だという安心感から必要以上にお互いを傷つけ合い、
けれどどうしても切ってはしまえない絆に苦しみ、と同時に救われている。
そんな姉妹。
そのふたりが、そうして傷つけ合い理解し合いながら、
本当の自分を見つけていく、という物語。
おばあさん役のシャーリー・マクレーンは、その道標のようなもの。

マギーの逃げ込んだ先というのはリタイアしたシニアの暮らす場所、
ま、言ってみれば老人ホームのような場所なんだけど、
彼女はここで自分を見つけていきます。
周りはみんなお年寄り。このお年寄りのことばが、
いちいち含蓄があってすばらしいです。
やっぱり人間は、人生を重ねていってこそ、ですね。

イン・ハー・シューズ DVD イン・ハー・シューズ

販売元:20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
発売日:2006/04/07
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2005/11/27

『もし、あなたなら 6つの視線』(97/100 '05)

6人の監督が、
人権委員会から依頼を受けて撮った6本の作品のオムニバス。
それぞれ、ひとくせもふたくせもある「視線」で、
韓国の「いま」を切り取っています。
以下、ネタバレ。




『彼女の重さ』
見目麗しくなければ就職できないと、学校ぐるみで教育しようとする女子高校。
そこに通う、少々太めで一重まぶたのソンギョンが主人公。
痩せて二重になって就職したいと願うけれど、母親は娘の言うことを真剣に取り合ってくれなくて。

『その男、事情あり』
何もかもが管理されている超高層マンション。
そこに、性犯罪者だと名指しされ、住民ぐるみで村八分にされている男がいる。
そして、毎夜おねしょをして母親に叱られ続け、とうとうパンツなしで隣人に塩をもらってくるまで家に入れないと言い渡された少年が、最後の救いの手を求めてその男のもとへ。。。

『大陸横断』
脳性麻痺のムンジュ。仕事にもつけず、恋もうまくいかない。
ある日、身体障害者の地位向上デモに参加して逮捕された友人のため、
彼は光化門前の大通りを横断しようと試みる。

『神秘的な英語の国』
英語がしゃべれなければ「偉いおとな」になれない。
チョンウは英語の発音をよくするために、舌の形を整える手術を受けさせられるが。。。

『顔の価値』
葬儀の帰りに飲み過ぎて、駐車場に止めた車で寝込んでしまった男。
後悔の念にかられながら駐車場を出ようとするが、
料金係の女性の態度が気にくわない。ムシの居所が悪く、
「美人だからいい気になってる」と彼女を責める男だが。。。

『NEPAL 愛と平和は終わらない』
ネパールから出稼ぎに来たチャンドラはある日、無銭飲食で警察に連行される。
韓国人だと誤解された彼女は、「わけのわからないことを言う」と、精神病院に連れて行かれる。
そこで彼女はそのまま6年以上も過ごすことになってしまう。


正直言って、見終わって「すかっと爽やか」てなわけにはいきません、
テーマがテーマですから。
どれも、居心地の悪い思いをさせられ、後味の苦い作品です。
まるで、後ろからだれかに指差されているんじゃないかという不安に襲われます。
なぜかといえば、それはその「視線」が自分の中になかったことに気づかされるから。

たとえばあたしは二重まぶたで、
一重がイヤだという人のきもちを、本当には理解できません。
たとえばあたしはおねしょの記憶がなくて、
塩をもらってこいと家を閉め出された気持ちを知りません。
たとえばあたしは身体的な障害をもっていず、家族にもそういう人はいず、
身近に理解をしていません。
たとえばあたしは英語や、「偉いおとな」になるための何かを両親から強要された経験がありません。
たとえばたしは良くも悪くも、アルバイトを含めて、
仕事と顔が合ってないと言われたことがありません。
たとえばあたしは言語を知らないまま、
その国で働かなければならない事情を背負ったことがありません。

つまりは、そういうことなのです。
けれどこれは確実に、知らなければならないことなのです。
無知もまた、罪なのです。
そういうことです。

もし、あなたなら ~6つの視線 DVD もし、あなたなら ~6つの視線

販売元:エスピーオー
発売日:2005/07/29
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2005/11/26

『ホテル・ハイビスカス』(96/100 '05)

このところ「日本映画を見てみようキャンペーン」中でもあるかのようにけっこう日本映画を見ています。
ふだん、年に1本か2本くらい見ればいいほうだから、かなりなペース。
今回は、沖縄を撮る中江裕司監督の、2002年の作品『ホテル・ハイビスカス』。
以下、ネタバレ。

小学三年生の美恵子はホテル・ハイビスカスの末娘。
黒人とのハーフのにぃにぃ、白人とのハーフのねぇねぇ、ハイカラなかぁちゃん、
そのかぁちゃんにべた惚れのとーちゃん、そしておばあの5人暮らし。
ホテル・ハイビスカスは、だからとってもインターナショナルだけれど、
じつは生活は苦しい。本日も、お客さんは本土からの能登島さんひとりだけ。

だけど美恵子も家族も、毎日をのほほーんと明るく、
そしてゆるーーーーく生きている。
美恵子の目下の目的は、キジムナーを捕まえること。
友だちふたりを引き連れて、今日も今日とて、
米軍基地の中でキジムナー探索をするのである。


何が驚いたって、字幕が出るんですよ、日本映画に。
でも、字幕の出ない部分も、半分くらいわけわかんないの。
その意味でもゆるゆるの映画。主役の美恵子がやたらと元気で、
彼女の目線からいろんな問題に光を当ててるかんじ。
もちろん、そんなのスルーしちゃって、明るい家族の物語、ととらえることもできるんだろうけど。
けれど、、、

米軍基地の中に、昔から住んでいたからと住み続けるおばあや、
肌の色の違う三人の兄弟姉妹がいることや、
父親は仕事が閑散として昼日中からごろごろしていることや、
母親がホステスしながら一家5人の生活を支えていることや、

そんなことが見えてきてしまったりするから、
単純に素直に「わはは」とは笑えない。
ギラギラと光る太陽、どこまでも高く青い空、エメラルドグリーンの海、真っ赤なハイビスカス。
景色が原色に染まっているから、そうでない部分がやけに陰鬱に際立ってしまう。

救いは、美恵子のたくましさ、かな。

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販売元:バンダイビジュアル
発売日:2004/01/23
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2005/11/22

『チャ・テヒョンのハッピー☆クリスマス』(95/100 '05)

日本で発売されたら、すごいタイトルになってますね。
いくらなんでも『チャ・テヒョンの 』はないだろーーーーーー、と思います。
そもそも、原題にあった「エロ」が「☆」に変わっているしな。
以下、ネタバレ。

ボーリング場に勤めるミンギョンに片思い中のビョンギは新米巡査。
そもそも警察官になろうと思ったのは、
幼いころヤクザのソトクに熱い温泉に投げ入れられ、
いつかこのヤクザを逮捕してやろうと決心したから。
クリスマスも近づいて、田舎の温泉街もなんだかそわそわした雰囲気。

でもミンギョンは、つき合っていた男にふられたばかり。
落ち込む彼女に、ビョンギと、そしてなぜかソトクまでもが猛アタックを開始。
ソトクにだけは彼女を渡したくないビョンギ。
金にあかしてプレゼント攻勢をしかけるソトク。
ミンギョンはどちらを選ぶのか。。。


すごいです。
1時間半以上ある映画が、たったの9行で語れてしまいました。
メンバーそろってるわりには、「あれれ?」な映画でした。
土曜の昼間にやるドラマくらいでいいかんじです。
なにも映画にしなくってもな。
とか言いながら、けっこう楽しくは見たんですけどね。

もともとチャテヒョンはかなりすきではあるのですが、
今回の目的はキムソナでした。
映画では『イエスタデイ 沈黙の刻印』で見たことはありましたが、
これは思いっきり深刻な役。
最近『私の名前はキムサムスン』でコミカルな役どころが評価されてたので、
コメディーな彼女を見たいな、と思ってレンタルしたわけです。

ですが、彼女はもとより、コメディー得意のチャテヒョンも、
それからパクヨンギュ(『新貴公子』のチェジウのおじさん、
『恋歌』のヨンハのとーちゃん)も、
なんだか魅力が生かされてないというか、中途半端というか。

まったく知らないでかなり驚いたのは、
『オオカミの誘惑』のハンギョン、イチョンアが出てたこと。
トロンボーンの彼女役です。詳しく言うとネタバレすぎるので、この程度で。
『オオカミの誘惑』のときより、かわいらしかったです。
あの、ぽやーんとした魅力の片鱗がちょっと見えます。

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発売日:2005/11/04
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2005/11/20

『マイ・ブラザー』(94/100 '05)

なんだか『マイ・ブラザー』ってカタカナで書くとイメージじゃない。
やっぱり『ウリ ヒョン』がいい。
以下、ネタバレ。


ソンヒョンとチョンヒョンは年子の兄弟。
兄のソンヒョンは障害をもって生まれてきたため、母から偏愛されている。
弟のチョンヒョンはそのために少々ひねくれて育ってしまった。
高校ではふたりは同じクラス。優等生のソンヒョンと、問題児のチョンヒョン。
相変わらず、チョンヒョンは兄に対する屈折した思いを抱いている。

ある日、ふたりはミリョンに恋をする。射止めたのはチョンヒョン。
けれど、ソンヒョンもミリョンが好きだと知ったチョンヒョンは、ミリョンに別れを切り出す。

ソンヒョンはソウル大学医学部に入学した。チョンヒョンは浪人。
母は相変わらずソンヒョンのためだけに生きている。
そんな母が商売を始めようと手付金を払うが、建築業者が不渡りを出してしまう。
落ち込む母を見かねて、チョンヒョンはヤクザの片棒をかついで金を稼ぐことに。

そもそもは人のいいチョンヒョン。
知っている人たちを苦しめることに耐えられず、足を洗う決意をする。
けれど、それは少し遅すぎる決断だった。



さわやかな笑顔のポスターをよく覚えていただけに、
終わりかたはちょっと予想外でした。
チョンヒョンは、このあとどうやって生きていくのだろう。
ぜんぶ背負って押しつぶされないで歩いていくことは、彼には簡単じゃないはず。
でもきっと、エンディングの歌の歌詞のように、いつでも見守っていてくれるからだいじょうぶかな。

まったく正反対の兄弟、と宣伝されてますが、
じつはとても似てるなあという印象でした。
お互いに相手を手放しで受け入れることができなくて、
お互いが相手にすまないと心から思っていて、
そんな屈折した思いを素直に表すことができなくて、
そして母親を、ほかの何を差し置いても大切だと思っているところが。

タイトルは、やっぱり「ウリ ヒョン」であってほしい。
このことばを覚えていながら見続けて、
そしてようやく口にできる瞬間を待ちわびて、
そこに費やされた時間とそれまでの過程が、
チョンヒョンにとってのイニシエーションなんだな、と、そう思えるから。

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販売元:ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
発売日:2005/10/28
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「ドイツ国際平和村」支援チャリティーコンサート@ D-HAUS

10月4日から11月23日まで、
ドイツ大使館わきの D-HAUS で「ドイツ体感スクエア」が開催中です。
イベントのひとつ、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」に参加したかったのですが、あっというまにチケットがはけてしまって残念に思っていました。
それが11月初旬、とあるスジからドイツ平和村についての東ちづるさんの展示の特別イベントとして、19日にチャリティーライブがあること、
それに大江千里さんが出るという情報をゲット。
昨日、行ってきました。今年25本目のライブです。

ラッキーは、会場入場前に起こりました。
3時のライブ開始にあわせて2時半に友人と待ち合わせ。
少し遅れてくるひとりを D-HAUS の入り口前で待っていたところ、
入り口の守衛さんが無線で「大江千里さん、入ります」と言うのを、
ツレは聞き逃しませんでした。(あたしはしっかり聞き逃しました。。。)

振り向くと車が一台、左折しながら D-HAUS に入って行くところでした。
スモークが張ってあって中は見えなかったのですが、
D-HASU ってば駐車場は入り口脇にしかないんです。
つまり、左折して中に入った車はそのままま左にぐるっと回り込んで駐車。
ドアを開いてせんちゃん登場!
折しも遅れていた友人が到着し、三人でそのまま門をくぐって敷地内に。
関係者の方々とごあいさつをされているせんちゃんを、
少し距離をおいて地蔵と化した女三人が見つめているの図。
遅れてきた友人に、お礼を言ったのは言うまでもありません。。。

当のライブは、三人のアーティストの方と、東ちづるさんがご登場。
まずはヴァイオリニストの山瀬理桜さん。
ノルウェーの民族楽器だというハルダンゲル・ヴァイオリンの音色を、はじめて耳にしました。
これは通常の弦のほか、5本の共鳴弦を持っている不思議なヴァイオリン。
音を奏でると共鳴弦が共鳴して、まるで数人で弾いているように聞こえます。

二番めに、せんちゃん。
ドイツのデザイナー、ルイジ・コラーニ氏のデザインした Pegasus という白いピアノにすわります。
このピアノがすごい。ひとめでは、ピアノに見えません。むしろスポーツカー。
コラーニ氏は映画『バットマン』に出てくる車なんかをデザインしてるデザイナーで、このピアノも世界に二台しかないそうです。
もう一台は黒で、それはエディー・マーフィーが持っているそうです。

一曲目にこのピアノから受けたイマジネーションを「白いピアノ、空を飛ぶ」と題して即興で。
続いて、東ちづるさんの平和村の写真を見てのイマジネーションを、やはり即興で。
最後に、東ちづるさんの絵本『マリアンナとパルーシャ』の読み聞かせに伴奏をつけていました。
このときも、譜面台には絵本のコピーをおいて、そのイラストから受けるイメージを音にされながら。
この絵本は所有していて何度か読み返していますが、こうやって読み聞かせを受けると、伝わり方のリアルさが違います。

しんがりは、今陽子さんと、ピアノ小畑智史さん。
今さんのお歌をこういう形で聞くのははじめてでしたが、さすがの迫力でした。
ピアノの小畑さんも負けていず、音のつぶつぶが丸くそろった、すてきな演奏でした。
大きさの違うビーズ玉を上のほうからざーっと落としていくと、
落ち方の速度やビーズ玉とビーズ玉の間隔が、ちゃんとメロディーになっているという、そんなイメージ。
あたしは、こういうつぶつぶな音を出すピアニストがすきなのです。

演奏後、東さんの写真と『マリアンナとパルーシャ』の原画を拝見しました。
写真は、直視に耐えられないようなものも含まれています。
でも、わたしたちはこの事実から目をそらしてはいけないんだと、そう思います。
争いを始めるのは罪、争いに加わるのは罪、それを傍観するのは罪、
けれど、その事実に無知でいることもまた、罪。

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2005/11/16

『トンケの蒼い空』(93/100 '05)

新宿のK's cinemaで、チョンウソン主演の『トンケの蒼い空』を見てきました。
これから見に行かれる方にご注意ですが、こ
の K's cinema はレディースデイやってません。
1,000円で見れるのは毎月1日の映画の日だけです。
わざわざ水曜日に行ったというのに、エレベーター脇に貼ってあったお知らせでレディースデイがないと知って、一瞬金券屋を探して前売り券を買おうかと思いましたが、時間もあまり残ってなかったので諦めました。
以下、ネタバレ。


幼いころに母親を亡くしたチョルミンは刑事の父とふたり暮らし。
面倒を見てくれる人が家にいなかったので、小さなころは町中をふらふらと歩き回り、みなから食事の面倒などをみてもらっていた。
それでついた呼び名が野良犬(トンケ)。
上級生を殴って高2で中退したあとは、家事をしながらふらふらと生きている。

数年後に、高校中退者を集めたという MJK というグループに誘われて加わり仲間と仕事を得るが、それで生活が大きく変わるわけではなく、相変わらず目的も夢もないままに生きている。
ある日突然、父親がスリの常習犯で身寄りがないというチョンエを引き取る。
三人の微妙なバランスを保った生活が始まる。

トンケの住む町ミリャンは、ソウルからの高速道路が通ることになった。
その情報をいち早く手に入れた町の権力者オドンマンは建設予定地に土地を持つ人たちを騙して、権利書を手に入れ始めた。
だまされた人の中に、MJK の仲間、テットクの父がいた。
なんとか権利書を取り戻してくれと父に頼み込むトンケだが、法の手順を踏み外すわけにはいかない。
どうとうテットクまでが襲われて重傷を負い、業を煮やしたトンケが立ち上がった。。。



はっきり言って、「かっこいいチョンウソン」とか「美しいチョンウソン」とかを期待して見に行くと、こっぴどく裏切られる確率大です。
ウソンしぃ、鼻水とかたらしてるし、いつもぼーっと口開けたマヌケ面だし。
でも、楽しまなかったのかと聞かれたら、答えは NO です。

あたしの、もっとも好きなタイプの映画のひとつでした、この作品は。
チョンウソンが主役だということを完全にさっ引いたとしても、評価は変わらないと思う。
地味で、とりたててどうということのない作品だと言われれば反論はできませんが、郷愁をそそるというか、ノスタルジックというか、無くした何かがそこにあるような、そんな映画です。

人と人との関係が濃密で、だれが何をしたとか筒抜けな、典型的な田舎の暮らし。
そこに生きる人のほとんどがどちらかといえば貧しい暮らしをしているけれど、苦しければ助け合い、つらければ支え合い、喜びは分け合っていられる、そんな場所。
親と子の関係もいまよりもずっとウェットで、ぶつかり合うけれど想い合っていて。

先述したように、チョンウソンはかっこいいという設定の役じゃありません。
ちょっと頭が足りなくて、要領も悪くて、生きにくいという人です。でもそのぶん、純粋。
バカ正直で、正義と義理人情の人で、建前とか計算高いとかいうことばとは無縁の人。
見ているほうは心配で、イライラして、歯がゆくて、ついつい怒鳴りつけてしまう、そんな人。

なんだかうまく説明できないな。。。
でも、見終わったときに、なんともあったかい気分になれる映画だったな。


トンケの蒼い空 デラックス版 DVD トンケの蒼い空 デラックス版

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2005/11/13

『新装開店』(92/100 '05)

『オルガミ』のキムソンホン監督の、1999年の作品。
主演に『ホテリアー』のキムスンウ。彼は中華料理店・中華楼のワン社長。
その妻に『悲しき恋歌』のキムヒソンのおばさんを演じていた、チンヒギョン。
料理長に『花嫁はギャングスター』のダンナ様役、パクサンミョン。
出前専門の従業員に名バイプレイヤーのイボムス。
ほかにも、数え上げたらきりがないほどの知った顔、顔、顔、、、
以下、ネタバレ。


小さな町の小さな中華料理店、中華楼。
この町には何もかもが一軒しかない。
美容院も、薬屋も、スーパーも、そして中華料理屋も。
ある日、中華楼の真正面に、新しい中華料理屋が開店する。
最初はだれもその店に足を運ばなかった。
それもそのはず、この店は倉庫のような店構え、
出前もせず、メニューはジャージャー麺と肉餃子のみ。

ところが、ジャージャー麺が死ぬほどおいしいという噂が流れ、
店はまたたくまに大繁盛。中華楼は閑古鳥が鳴くことに。

なんとか味の秘密を探ろうと、中華楼のワン社長は店に出向くが、
頼んだジャージャー麺の中から人の指が。。。
「あの店は人肉を使ってるらしい」との噂で一度は客足が遠のくものの、
ライバル店の社長の言ったことなど、営業妨害の一言で片づけられ、また客が戻ってくる。

にっちもさっちも行かなくなったワン社長は、
ならばと、自分の店でも人肉を使おうと決心するのだが。。。


ふれこみは、「ブラックコメディ」だとか、
「恐ろしくておもしろい」とか、そんなかんじでした。
が。。。 これは笑えないでしょう、ふつう。
ブラックコメディって言うんでしょうかね、こういうのは。
ただの悪趣味ではないか?

なぜ、この映画を撮ろうと思ったの、
なぜ、この映画に出ようと思ったの、
なぜ、この映画を DVD にして日本で発売しようと思ったの、
と、関係各位に聞いてみたいです。

なぜ、この映画をレンタルして見ようと思ったの? って、逆に聞かれますかね。

DVD 新装開店

販売元:ビデオメーカー
発売日:2005/11/04
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2005/11/12

『親切なクムジャさん』(91/100 '05)

昨夜10時から、オールナイトで『親切なクムジャさん』『復讐者に憐れみを』『オールドボーイ』(上映順)の復讐三部作を見て来ました。
さすがに最後はへろへろで、『オールドボーイ』の半分くらい寝ていた。。。
けっこうな人数が集まっていましたね。みんなちゃんと起きてられたのかな。
以下、ネタバレ。



殺人の汚名を背負って、20歳のときから13年間服役したイクムジャ。
刑務所では常に笑顔を絶やさず「親切なクムジャさん」と呼ばれていたが、
その実は正義の名の下に人を殺めることも辞さない非情な顔を隠している。
彼女は服役した瞬間から、自分を陥れたペク先生に復讐すべく、
計画を進めていた。

ペク先生はクムジャの高校に教育実習に来た男。
子どもを誘拐して殺害したが、クムジャの娘を人質に脅し、
彼女に殺人犯として自首させた。
クムジャは刑務所で彼女から恩恵を受けて先に出所した元受刑者を使い、
ペク先生の居所を突き止めている。
自らも出所したあと、いよいよペク先生に対する復讐を開始する。

ところが調べているうちにクムジャは、
ペク先生に復讐したいと願っているのは自分だけではないと知る。
彼は、じつに4人の子どもを殺害していた。
ヨットを買う金を身代金で賄うために。
彼女は被害者の家族を集め、ペク先生が隠していた、誘拐された子どもたちの殺害状況を記録したビデオテープを披露し、復讐心を煽る。
彼らはペク先生を亡き者にすることを決め、
一人ずつ彼のいる部屋に入っていく。。。



復讐三部作の最後を飾る作品です。
復讐者が、これまでは男性でしたが、
今回は女性という違いがあるものの、テーマは一貫して同じ。
「復讐が何を生むのか」
「何も生まないと知っていながら、なぜ復讐することを止められないのか」
ということ。

クムジャの復讐の動機は弱いです。
彼女が失ったのは13年という時間だけ。肉親も、愛も、失っていません。
むしろ、ペク先生に子どもを奪われた家族たちのほうが強い復讐心を抱いているはずです。
彼女は当初、自分ひとりでペク先生を殺そうとしますが、
その後被害者の家族を集め、彼らに「制裁」に参加させます。

ここで、非常に個人的で秘め事的であるはずの「復讐」が、
にわかに社会的正当性の色合いを帯びてきます。
被害者の家族として正当な権利を行使するのだ、という。
そして、見ている側に共感を迫るのです。

映画ではひとり、この復讐に加わることを渋る人が出てくるのですが、
彼をみなが説得します。
というよりもむしろ、脅していると言ったほうがいいかもしれません。
彼の心が揺れるように、見ているこちらの心も揺れます。
これは「正当な行為」なのではないか、と。
加わることが、義務なのではないか、と。
被害者の家族たちは、「こいつを殺しても子どもは帰ってこない」ことを重々承知しています。
だからこそなおさら、それでもなお止められない思いを傍観者である観客が理解することを静かに強要するのです。

ところが、実際に復讐を成し遂げてしまうと、
得られると思われた充足感や贖罪を終えたという安堵感はどこにもない。
むしろ、以前よりも空虚な想いに支配されている自分に気づく。。。
復讐を成し遂げたところで、子どもが殺されるのを止められなかった自分の罪は消えないのだから。
クムジャの最後はそんなふうに見えました。
被害者の家族はどうだったのでしょう。

イヨンエは、すばらしかった。
なりふり構わず、というか。これまでのイメージが払拭されました。
ときに冷徹に、ときにコミカルに、ときに切なく、
クムジャの複雑な心境がよくわかります。

共演陣も、じつに豪華。
『復讐者に憐れみを』『オールドボーイ』で見た顔が、あちこちに。
カメオ出演のソンガンホ、シンハギュン、ユジテ、カンヘジョンを別にしても、
『オールドボーイ』で監禁部屋を仕切るボスを演じたオダルス、
同じく『オールドボーイ』でユジテの右腕の金髪の室長を演じたキムビョンオク、
催眠術師を演じたイスンシン、『復讐者に憐れみを』で最後の最後、ソンガンホに制裁を加える4人組のひとりを演じたオグァンノク。
数え上げたらきりがないです。

今回所見でしたが、クムジャに恋する若いクンシクを演じたキムシフは、
ちょっとウォンビンに似ていて、これからブレイクするかもしれないなーと思いました。
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2005/11/08

 『ドミノ』(90/100 '05)

トニー・スコット監督、キーラ・ナイトレイ主演の『ドミノ』を見る。
実在の女性、ドミノ・ハーヴェイの生き様に惚れ込んだトニー・スコットが描く、太く短く生きたドミノの生涯。
以下、ネタバレ。


まさに、事実は小説よりも奇なり、ですね。
こんな小説持ち込んでも、出版社は本にしてくれない。
でも、事実なんだよね。いくぶんかは。。。
キーラはかなりのイメージチェンジです。
尖ってて切れそうで、でも孤独なドミノ像ができあがっています。
チョコ役のエドガー・ラミレスは所見ですが、かなりいい役者さんですね。
ほかにもミッキー・ロークやらクリストファー・ウォーケンやら、贅沢きわまりない。
そのうえ『ビバリーヒルズ青春白書』のデビッド役ブライアン・オースチン・グリーンと、スティーブン役のアイアン・ジーリングがご本人様として登場するという念の入れよう。

なのに、、、

こんなに大規模で大金を投入しておいて、こんな中途半端な映画をよく作るな。
ストップモーションと手ぶれを生かした映像にロックを流して、「スタイリッシュな映像」を演出したつもりなのかもしれませんが、無駄に話が飛びすぎて頭が痛くなる。
そんなとこまで説明してくれなくていいよ、という映像が多すぎる。伏線のつもりか?
場違いに素っ頓狂な人物を織り交ぜて、知ってる人にしかわからないネタをふる。笑いを散りばめてるつもりか?
キーラのあの顔を見せればドミノがいかに魅力的な人物であるかわかるのに、
わざわざ下着で踊らせたり露出度の高い服を着させたり。観客は馬鹿じゃないです。

あーーーー、言いすぎた。でもすっきりした。

しかしデビッドとスティーブ、よくあんな役を引き受けたな。。。
ほかに仕事なかったのかな。生活苦しいのかな。。。


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2005/11/06

『ジョゼと虎と魚たち』(89/100 '05)

最後にいつ見たんだか思い出せないくらい、映画を見てなかった。
この DVD も、じつは手元にもう10日ぐらいあって、
早く見なくちゃと思ってたんだけど見たら絶対こんなきもちになるのわかってたから、手を出せずにいたんだ。
こんなきもち。こんなきもち。
以下、ネタバレ。



こんなきもちって、そう書いておきながら、ことばにできないでいます。
これはなんだったんだろう、ジョゼと恒夫のこれは。
ふたりの感情レベルではふつうの恋なんだけど、
環境がそれをふつうの恋にさせない。
ふつうの恋だってじゅうぶんに複雑で難しいのに、
このふたりには越えなくちゃいけないものが多すぎる。
ううん、越えなくちゃいけないものは、恒夫にしかなかったのかな。。。
とも思う。


大学生の恒夫は、食欲と性欲とバイトに明け暮れるふつうの男の子。
ある日ジョゼに出会い、ワガママで自分勝手で気の強い彼女に惹かれていく。
つき合っていたカナエを捨てて、恒夫は祖母を失ったジョゼの家に転がり込む。
けれど蜜月が続いたのは1年とちょっと。
恒夫は結局ジョゼのもとを離れ、カナエのもとに戻っていく。
ジョゼの家を出て、外で待っていたカナエと歩き始める恒夫。
けれど、突然こらえきれない悲しみに襲われて、
恒夫はなす術もなく泣き崩れてしまう。


どんな恋でも、だれでもが少しは成長するものです。マイナスな恋なんてない。
失ってすぐはつらくても、越えていった先には違う自分がいる。
ジョゼは凛としていて、歩けないけど、肩で風を切って歩いてるかんじで、
彼女の恋は、彼女を穏やかな大人の女性に変えました。

でもこの恋は、恒夫にはどうだったんだろう。
彼は自分で「逃げた」と言うけれど、
ジョゼを嫌いになったのでも重荷になったのでもなく、
自分にそれだけの力がないことに傷ついたのじゃないかと思う。
ジョゼを愛していながら、彼女以上の人に出会えないことをわかっていながら、
それでもジョゼといっしょにいることで受ける苦しさを甘んじて受けることができないで、そしてそんな自分に嫌気がさしたんじゃないか、と。
端から見たら恒夫がジョゼを捨てて出ていったのだけど、
ほんとうに恋を失ったのは恒夫、きっと。

ちっちゃいけれど、甘美な傷がついたかんじ。
ふだんは痛くないのに。なのに水に触れるとそこに傷があるってわかる。
かすかな痛み。
こういう痛みは、忘れたころに大きな傷をつけたりするんだよなぁ。。。

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