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2005/12/05

『非日常的な彼女』(100/100 '05)

今年の目標、映画100本をクリアしました。やったーーー!
あとはどこまでのばせるか、です。さて、その記念すべき(?)映画は、
『非日常的な彼女』、原題『ドンテルパパ』です。
2004年の作品で、イサンフン監督の第1作目。
以下、ネタバレ。


高校生のチョルスはクラブでエランと運命的に出会う。
彼女は自分の天女だと。酔った勢いでホテルに直行したふたりだが、
妊娠を知ったエランは何も言わずにチョルスのもとを去る。
一年後、学校のトイレで男の子を出産したエランだが、
保守的な両親にアメリカに送られる。子どもも施設に入れられる危機だったが、
宅急便屋に頼んでチョルスのもとに届けられた。

急に幼児を抱えることになったチョルスは高校を辞め、
クラブの MC として生計を立てることに。
貧乏ながら、素直で天真爛漫に育ったチョウォンと、
しあわせな毎日をすごしている。
そこにある日、アメリカからエランが一時帰国してくる。

エランはランジェリー会社の役員として成功していたが、
息子を想って満たされない人生を送っていた。
偶然に入ったクラブでチョルスとチョウォンと再会するが、
チョルスは母親と名乗ることを認めない。
チョウォンはひょんなことからエランが母親だと気づくが、
父を想ってそれを表に出せないでいる。
ところがある日、父がクラブのオーナーの指示で意識を失うほどに殴られてしまう。
ひとりでなす術もないチョウォンは、エランの携帯に連絡して。。。


期待通りの作品でした。おもしろかったーー。
まさに、笑わせて、泣かせて、というかんじ。
チョウォン役のユスンホくんは、ほんとに芸達者な役者さんです。
子役にありがちな、観客ではなくて監督や共演俳優の目をうかがった演技を見せることなく、
ほんとに自然に泣いたり笑ったりするのですよ、彼は。末恐ろしいです。
(関係ないけど、鉛筆を左手に、お箸は右手に持ってました。←左利き好きなのでチェックした:笑)

けれど予想以上によかったのが、父親のチョルスを演じたチョンウンインでした。
パッと見、山崎邦正なのですけど、(しかも母親のエラン役のチェミンソはパッと見、室井滋)これがほんっっっっとに愛情深い父親なのです。
世間的にはダメ親父。でもチョウォンにはよき父であり、よき友であり、
そしてよき母でもあって。チョウォンのためなら何でもする、
チョウォンを守るためならどんなことでもできる、
そんな、人柄のにじみ出るチョルスでした。ほんとの親子みたいだったな。

チョルスの勤めるクラブの踊り子で、金がないから手術ができない、
というオカマさんを、『チャングム』の王様、イムホが演じてました。
目を疑います。根性あります。「いいのか、それで?」と思ったりもしますが、いいのです、これで。きっと。。。

また、ユスンホくんの出世作『かしこぎ』(『とげうお』と書かれている場合あり)で、彼の父親役を演じていたチョンボソクも、ちょろっと出てました。友情出演だそう。

べつに傑作とか名作というわけじゃないんだけど、この世知辛い世の中、
なにかと事件で騒がしい年末に、心温まる良作、というかんじでした。

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