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2005/12/26

『秘蜜』(105/100 '05)

シムジホくん主演の映画、『秘蜜』を見ました。
映画館でやるのかなーと思っていたのですが、
結局セル DVD の発売というところで落ち着いたようです。
それにしてもすっごいタイトルになってます。
もともとは『緑の椅子』というタイトルなのですが、
この日本タイトルにこのジャケット。。。
DVD 屋さんで違う場所に置かれないかと心配。
以下、ネタバレ。



親友を失ったヒョンは、大学への入学手続きをする気力もないほどに落ち込んでいた。
そんなヒョンに、CD ショップで運命的な出会いが待っていた。
出会ったのは、32歳で離婚歴のあるムニ。
抗えない力に引きずられ、関係をもつふたり。
けれどそれはいずれ社会の知るところとなり、
ムニは未成年者に対する淫行で罪に問われる。

出所後、100時間の社会奉仕を命じられたムニ。彼女を待っていたのは、ヒョン。
会えなかった時間を埋め合わせるように体をあわせるふたり。
けれどムニは、ホテルを出るなりヒョンに「もとの生活に戻りましょう」と別れを告げる。

諦められないヒョンはムニの向かった彼女の親友ジンの家に先回りする。
ヒョンを失ったさみしさに身を引き裂かれそうだったムニは、ヒョンの顔を見てはもう彼を突き放せない。
たとえ社会全体が敵に回っても、ふたりにはそれは「愛」でしかないのだから。
そしてヒョンが20歳を迎える日、彼らは両親や元夫を招いてパーティーを開く。
その翌朝。。。



冒頭に DVD 屋さんで違う場所に置かれないかと心配、と書きましたが、
最初の半分くらいは日活ロマンポルノか?と見まごうほどです。
さすが18歳以下観覧禁止。「これきっついなー」と思う反面、
BG も含めて音がほとんど聞こえずに映像だけ、その映像も、
外は夕焼けかな?と思うように蜂蜜色がかかっていて、なんだかとてもきれい。
主演のソジョンもきれいだし、シムジホくんもとってもきれい。
ふたりとも無駄なお肉がなくって。

ところが最後の30分、突然、舞台でお芝居を見てるようなかんじになります。
わざとらしいセリフ回しと、過剰な演技。ふつうは口に出さない、
けれどだれもが思っていることを役者に言わせて、アイロニーたっぷりに。
おそらく前半を見ていた人たちが一度は思ったであろうことを、
役者が偉そうに口にするのですが、それをいざ画面のこっちで聞いていると、
正しいのはどちらなのかわからなくなってくるような、
痛切に批判を浴びたような、そんなかんじです。
この最後の30分をどう解釈して受け止めるかで、
映画全体の評価が分かれるでしょう、きっと。

皮肉と言えば、19歳のヒョンは終始32歳のムニに敬語を使い続けて、
とうとうムニに「敬語を使わないで」と言われたりするのですが、
ムニが彼を名前で呼ぶとき、「ヒョン」とか「ヒョナー」と言うのです。
「ヒョン」は「兄さん」という韓国語と同じです。
もちろん、女性が男性を呼ぶときは「オッパ」で、
「ヒョン」は男性が年上の男性を呼ぶときに使われるのですけど、
それをわかっていてなお、ムニが「ヒョン」と呼ぶのを聞くとチクチクっとします。

ところでシムジホくんは敬虔なクリスチャンと聞いてますが、
彼はこのヒョンという役をどう受け止めたのか、
それがちょっと気にるところです。

秘蜜 DVD 秘蜜

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2005/12/02
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