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2006/01/09

『フー・アー・ユー?』(4/100 '06)

大作ではないけれど、プロットに凝った、心温まる佳作、というかんじでした。
イナヨンはくりくりとした大きな目で、明るい役の印象が強かったけれど、
ここではちょっと影のある、でも芯の強い女性を演じていました。
以下、ネタバレ。

ヒョンテはネットゲーム「フー・アー・ユー?」の制作会社に勤める男性。
2年かけてようやくあと一歩で完成するというこのゲームのパイロット版を配信し、
その反応を得て最後の仕上げをしようと考えている。
ある日、掲示板にその「フー・アー・ユー?」を批判する書き込みがなされ、
ID を確認したところ、それが同じビルの水族館に勤めるインジュだと知る。
ヒョンテは使用者の反応を取材するという名目でインジュに会いに出かける。
と同時に、ネットでインジュが名乗るピョリにも、メルロというハンドルで接近する。

ネット上では素直に自分のことを話すピョリ。
ところが現実で顔を合わせると意見が食い違ってばかり。
ヒョンテがメルロだとは知らないインジュは、ピョリとなって彼と心を通わせ、
「やっと自分の気持ちが通じる相手が見つかった」と、彼に自分の過去を話し始める。

最初はおもしろ半分で始めた一人二役。
しかしヒョンテは次第にインジュに惹かれてゆき、ジレンマに陥る。
そしてある日、すべてを話そうと、メルロとしてピョリを呼び出すけれど。。。

一人二役をしてるうちに本当のことが言い出せなくなって、、、というプロットは、
イウンジュとイボムスの『オー! マイ DJ』なんかでもありましたけど、
ここではそこにネットというバーチャルな世界が絡んでくるところが、
公開当時は新しかったのかも。
結末は簡単に予想ができてしまうんだけど、
それでも最後はほわっとあたたかな気持ちになります。

ただ、あまりに平凡すぎて、この手のほかの映画にまぎれてしまう感は否めない。
映像がきれいだったり、音楽が感動を増幅させたり、という作りにはなっていないから。
あえていうなら、プロットが命、というかんじでしょうか。
でも今にしてみれば役者も豪華だし、イナヨンもチョスンウも、
過去の作品と紹介されて決して損にはならない、そんな映画です。

チョスンウって、このころがいちばんかっこいい気がするけど、どうでしょう。
『ラブストーリー』では純粋で優しい男を演じていましたが、
本作ではちょっと男っぽさも見せます。
ギターを抱えての弾き語りなんかもあって、ミュージカルで鍛えた喉もご披露。

 

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