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2006/02/18

『八月のクリスマス』(16/100 '06)

山崎まさよし主演の『8月のクリスマス』を見たので、本家本元を見なければ、と。

まず、驚きました。
リメイク版がすごーーーく忠実になぞっているので。セリフまで、ほとんどいっしょ。
ただ違うのが、シムウナは駐車禁止の取り締まりを仕事としていたのに対して、
リメイク版では小学校の臨時教員になっていたこと。
そして、エンディング。

リメイク版で山崎まさよしの主題歌が流れるのをさっ引いても、
印象としてはかなり違うなーというかんじです。
どっちがいいかは、人によって異なるかな。
ただ、リメイク版のほうがはっきり「クリスマス」の意味がわかるかんじ。

ホジノ監督の作品で印象的なのは、やっぱり『春の日は過ぎゆく』です。
イヨンエとユジテの主演ですが、セリフも BGM もほとんどなくて、
見ている側が登場人物の感情を、自分の経験を使って補って見ていくかんじで、
感想を言うのがすごく怖い映画だったと記憶してます。
だって、感想言っちゃうと、「へーー、そんな経験あったんだ。。。」って言われそうで。

本作も、「私こう思うの」的セリフがすごく少なくて、その意味では感想を言いにくいです。
でも、そのぶん、登場人物の感情を表すショットが多かったので、まだ理解しやすかった。
いちばん印象に残ったシーンは、残念ながらリメイク版では違う撮り方をしてたのですが、
ハンソッキュがシムウナの異動先に行って、喫茶店のガラス越しに彼女を見つめるシーンでした。

喫茶店のガラスに置いた彼の右手が手前にあって、その奥に仕事をするシムウナ。
ちょうど、開いた彼の手の向こう側に、その手の中にすっぽり収まってシムウナが立つように、
そんなふうに計算されたのではないかというショットでした。
伸ばしたいのに、そして抱きしめてしまいたいのに、けれど自分の運命を考えたら、
彼女に近づくことはエゴでしかないと理性で押しとどめているかのような、そんなショットです。
右手だけで、それを語ることを要求するホジノと、それに応えたハンソッキュ。秀逸です。

 

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