『アイルランド』(第2話)
えぇーーーー、いきなり一年経過っすか?
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ジュンアに恋をしたグク。
心が通いあったと思ったのもつかのま、
翌朝、ジュンアは何も言わずにホテルから姿を消します。
部屋に残されていたのは、彼女の薬だけ。
そのころジュンアは、漢江のほとりでビールを飲みながら、
マフラーを編んでいました。そしてそのマフラーが編み上がると、
ジュンアは勢をつけて漢江に飛び込みます。
アイルランドで、ジュンアは IRA に所属した兄ピーターが襲われたとき、
自分は他人だと言って、目の前で両親と兄が殺されるのを見ていたのです。
拳銃があったにも関わらず、彼女はそれを手にできませんでした。
そうして、両親と兄を見殺しにしたーーー
彼女の心に巣食っているのは、その罪悪感でした。
けれど、ジュンアは死にきれませんでした。
生きることも死ぬこともできないジュンア。
一生この十字架を背負って生きていかなければならない。
その彼女に手を差し伸べたのは、またしてもグクでした。
ホテルに薬を取りに戻ったジュンアを見つけたグクは、彼女に聞かれます。
「私が可哀想だから好きなの? それとも、好きだから可哀想なの?」
グクは答えます。「いまは、好きだから可哀想だ」と。
一年後ーーー
グクとジュンアは結婚しています。
笑顔を取り戻してはいるものの、ジュンアの心にはまだ、
血まみれの両親と兄の姿が消えずに残ったまま。
拒食症になり、しばらく入院生活を送っていたジュンアはある日、
病院の待合室で見覚えのある男に再会します。
それは、シヨンの付き添いで病院を訪れていたジェボクでした。
あめ玉を喉に詰まらせて息のできなくなったジェボクを見て、
ジュンアは目を開けたまま息絶えた兄を思い出して驚愕します。
必死にジェボクに駆け寄り人工呼吸をするジュンアですが、
息を吹き返したジェボクはからかい半分でジュンアを誘います。
「100ウォン玉を返すから、明日にでも会いましょう」
ジュンアはそう言って、ジェボクに会う約束をします。
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キリストが時の皇帝に捕まったとき、ペトロはキリストの預言通り、
夜明けまでに三度、キリストを裏切ります。「知らない人だ」と言って。
ペトロはその後、己の言動を激しく後悔するのですが、
ジュンアの I am not. という否定のことばを聞いたとき、
彼女が両親と兄との絆を自らのことばで断ち切ったのだなぁと思いました。
そしてペトロと同じように、激しく後悔します。
自らの意志で断ち切った糸を再びたぐり寄せようと、自殺まで試みて。
それを救ったのはグク。
でもグクもまた、心に何かしらを抱えている気がしてなりません。
自分の存在意義を、だれかを守ることでしか実感できないようで、
彼が、自分自身のために生きているような、
そんな生への渇望みたいなものが、彼には感じられない気がして。
言い始めれば、ジェボクもシヨンも、みんな傷だらけ。
自分のことを好きな人なんて、ひとりもいない気がします。
自分のことすら好きになれないのに、だれかを愛するなんて、できるのかな。
エンドロールに流れる、弦中心の曲がひっかかってます。
チェロにしては高く、ヴァイオリンにしては低い音域のような。
ヴィオラなのかなぁ。
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コメント
cocoans さん、
コメント & TB、ありがとうございます ^^
あっというまに結婚しちゃってましたねー。
ほんとにびっくりでした。
グクの愛情表現には、
わたしも cocoans さんと同じく
ちょっと違和感かんじますね。
過去があるのかなぁと、予感させますよね。
投稿: 音樹 | 2006/09/02 22:49
音樹さん、こんにちわ
1年後とはびっくりでした。はしょりすぎです!
グクが、かわいそうな人が好きというところに少し違和感を感じてしまいます。やはり過去に何かあるのでしょうか。
ラストの曲はとても素敵ですね。その時のシーンも印象的に見えてきます。
特にジェボクとジュンアが見詰め合ったところはとてもよかったです。TBさせて下さい^^
投稿: cocoans | 2006/09/02 11:34