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2006/10/09

『スーパースター☆カム・サヨン』(76/100 '06)

イボムス主演の、『スーパースター☆カム・サヨン』を見る。
実在の野球選手をモデルにして、決して夢を諦めない姿を描いた本作。
長い長い下積み時代を経験したイボムスの適役かも・・・

韓国プロ野球創世記に、インチョンで工場勤めをするカムサヨン。
系列会社もプロ野球チームを作ることになり、その入団テストに参加。
左投手が欲しかった監督の目に留まり、見事合格するものの、
チームは負け続け、自分にも登板のチャンスは巡ってこない。
チームは負けることに慣れ、卑屈になってゆく選手たち。
そんなある日、20連勝をかけた投手との対戦に、初めて、
カムサヨンは先発投手として登板することに・・・

イボムスの今までのキャラというと、どこかユーモアのある、
存在感たっぷりの役が多かったように思いますが、
この作品の彼は違いました。
どこにでもいるふつうの人を、ふつうに演じているイボムス。

ふつうの人をふつうに演じるって、いちばん難しいことだと思うのです。
演技の力量が、如実に出てしまうから。
オーバーにやったり、笑いを誘う仕草ばかりしてたら、適当にごまかせる。
でも、どこにでもいる人を、ほんとうにそういう人がいるように演じることは、
とってもとっても難しい。
この映画でのイボムスは、それを見事にやってのけた、というかんじでした。

お話自体は、じつにオーソドックスなストーリー展開になっています。
商業ベースにのった韓国映画を見慣れていて、それを期待して見ると、
ちょっと肩すかしをくらったような気になるかもしれません。
でも、こういう映画こそ、韓国映画の底力を見せてくれる気がします。
『おばあちゃんの家』や『子猫をお願い』や『トンケの蒼い空』といった、
特別ではない人の日常を丁寧に切り取ったような作品があってこそ、
そうではない作品もまた、生まれてくるのだと思うのです。

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