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2006/11/07

『ファミリー』(83/100 '06)

最後に映画を見たのがいったいいつか思い出せず・・・
調べたら、先月の22日でした。いやーー、これじゃ100本に届かないなぁ、と。
かなり仕事が立て込んできたのですが、試写にいく機会に恵まれまして。
原題『家族』で、『ラブレター』のスエの映画デビュー作です。
彼女の父親役に、韓国のおとうさんベスト5のチュヒョンが、
年の離れた弟役に天才子役のパクチビンが出る本作。
タイトル通り、家族のなんたるかを見せてくれるのを期待して。

『トンケの蒼い空』が父と息子の関係を描いている映画だとすれば、
こちらは父と娘の難しい関係を描いています。
ただし、『トンケ〜』がどこか明るさを残した作品であるのに対して、
本作は、真正面から、真剣に向き合っている、というかんじです。

父親と良好な関係を築けない娘が、チンピラまがいのことをしているのですが、
あるとき、仲間の罪をかぶって3年、刑務所に服役することになります。
刑期を終えて帰ってきた娘と、素直に受け入れられない父の葛藤。
まじめに生きようとする娘を、昔の仲間が放っておくはずもなく、
また、父が重い病気を患っていることを知って、彼女は苦悩します。

長年の確執は、お互いを素直にさせることを拒んで、
娘は父を心の底から憎んでいるようなそぶりしか見せず、
その娘を、元警官の父は社会のゴミのように扱う。

けれど、それは真意ではないのです。

スエが、涙を見せない。
男勝りで怖い物知らずで、感情を表に出すことが苦手。
つい強がってしまうけれど、心は、本当は傷だらけ。
いつだって、彼女の心は血のような涙を流しているのに、
なのに、画面の彼女は泣かない。
だから余計に、痛い。心が痛くて、いたたまれなくなる。

たった二度、彼女が涙をはらりとこぼすシーンがあります。
一度目は、父の期待に添えない自分を悔やんだのか、
はたまた、年老い小さくなってしまった父をいとおしんだのか。

そして二度目は、父の本当の想いを知って。
自分がどれほど父に愛されていたかを、
自分が、どれほどその父を愛していたかを知ったとき、
彼女は本当の意味で、父親に向き合えたのだと思う。

そうして彼女は、自分の人生を一歩一歩、
確かな足取りで生きることができるようになったのだと思う。


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