« 『相棒』(5/100 '07) | トップページ | 『麦の穂をゆらす風』(7/100 '07) »

2007/04/03

『ホテル・ルワンダ』(6/100 '07)

ほとんど時差ぼけのように、数時間分、うしろにずれてる体内時計を、
ともかくふだんの生活にもどらなくちゃと、朝、一生懸命起きてます。
ふだんの習慣ももどさなくちゃと、映画とジムも、と思って、
まずは映画を見始めることにしました。
忙しい時期に見たいと思いながら見逃していた2本立てで、
これ幸いと見に行ったはいいけれど・・・

1990年から1994年にかけて、多くの犠牲者を出したルワンダ内戦。
フツ族の政府軍とツチ族の愛国軍が争い、80万人以上の死者を出した争い。
もし国連軍が、アメリカが、もう少し早く行動を起こしていたら、
これほどの死者を出すことはなかったかもしれない、とも言われています。

この映画は、その内戦のさなか、自身が支配人をつとめるホテルに、
民族の区別なく難民をかくまい、1268人の命を救った男性の、真実の物語。

80万人のジェノサイド。たった100日間で、10人にひとりが殺された。
その数から見たら、ポールがかくまい、隣国タンザニアへと逃がした
1300人足らずの人命など取るに足らないと、人は言うかもしれない。
けれど、人の命の重さは、数ではないのです。
ひとつでも8万でも、その重さは変わらないと、私は信じている。

ツチ族とフツ族の民族の違いなど、じつはあまり明確ではなく、
むしろ白人が恣意的に、彼らを対立させたのです。支配するため。
世界の民族紛争の裏をさぐると、じつはそんなことが多い。
火種を投げ込んだのは、まったくの第三者。
そしてその第三者は、争いを傍観するだけ。責任などないという顔をして。
そうして、奴らが勝手にやっているんだと、言うのだね。

憎しみが何も生まないということなど、頭ではわかっているのに。
争いが、何も解決しないということなど、いやというほど知っているのに。

人は、何度でも、同じことをくり返すのだ。こうやって。


ホテル・ルワンダ プレミアム・エディション

販売元:ジェネオン エンタテインメント
発売日:2006/08/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 『相棒』(5/100 '07) | トップページ | 『麦の穂をゆらす風』(7/100 '07) »

コメント

お久しぶりです。

スクリーンで観てもう1年以上経っているのですが
まだ衝撃が残っています。
私はルワンダ内戦は"聞いたことがあるという程度"の知識でしたが、
虐殺された遺体がそのままになっている街の風景と
ホテルのプールで歌って踊っている幼い女の子たち。
生と死の対比は今でも思い出します。
作られた憎しみが悲劇に向かって暴走した時、
憎しみを作った側の欧米諸国は見て見ぬふりどころか蔑む始末・・・。
オープニングの如何にも・・・という耳障りのいい曲の歌詞が
エンディングのテロップで流れた時にまた言葉を失くしてしまいました。

ほんの十何年前の出来事なんですね・・・。

投稿: sannkeneko | 2007/04/06 19:25

sannkeneko さん、こんにちは。

わたしも、エンディングの曲が印象的でした。
アフリカ特有の明るいリズムとメロディーで、
でも歌詞の内容が、ココロに刺さって。

The United States of Africa
The United Kingdom of Africa

いつか、この世界が、

the United States of Earth

となることを願わずにいられません。

投稿: 音樹 | 2007/04/13 19:16

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/56534/5963342

この記事へのトラックバック一覧です: 『ホテル・ルワンダ』(6/100 '07):

» ホテルルワンダ ひひょう [ひはんしないひひょう]
  【ホテル・ルワンダ】2006  監督 テリー・ジョージ  主演 ドン・チードル(役:ポール・ルセサバギナ)  出演 ソフィー・オコネドー(役:タチアナ・ルセサバギナ)      ジャン・レノ(ホテル王) ... [続きを読む]

受信: 2007/04/04 18:11

» 「ホテル・ルワンダ」 (イギリス/イタリア/南アフリカ 2004年) [三毛猫《sannkeneko》の飼い主の日常]
わずか100日で100万人が惨殺された時に 1200人の命を救った男がいた・・・。 [続きを読む]

受信: 2007/04/06 19:27

« 『相棒』(5/100 '07) | トップページ | 『麦の穂をゆらす風』(7/100 '07) »