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2007/07/11

『ブラックブック』(34/100 '07)

かたやこちらは、ナチスドイツへのレジスタンスに身を投じた女性の物語。

オランダを舞台に、両親と弟を裏切りで殺されたユダヤ人女性ラヘルが、
髪を染めエリスと名を変え、復讐のためナチスの将校に近づいてゆきます。
だれのことも信じられないこの時代、レジスタンス内部にさえ裏切りがあり、
エリスの運命と愛に翻弄されながらも、強く立っています。
真の裏切り者がだれなのか。その謎を解くのが「ブラックブック」。

ドイツが負け、オランダが解放され、真の裏切り者がわかり、
すべてに片がついたあと、エリスはイスラエルへと渡ります。
愛する夫とふたりの子どもと幸せな暮らしを送っている彼女。
けれど、その後ろ姿を見守りながら、私たちは知っています。
彼女の幸せは長くは続かないことを。
新たな火種が、イスラエルを飲み込もうとしていることを。

と書くと、なんだか重いだけの物語のようですが、そうではなく、
エンタメ的な要素も充分で、美しく、悲しく、切なく、笑みさえこぼれるのです。

ブラックブック ブラックブック

販売元:Happinet(SB)(D)
発売日:2007/08/24
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