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2007/10/27

『裸足のキボン』(68/100 '07)

先週末から始まった東京国際映画祭のコリアン・シネマ・ウイークが、
この金曜日から始まった。全5作、今年は家族がテーマだとか。
日本未公開の作品ばかり5作と聞いて、何はともあれ通し券を購入。
きょうはその初日で、『裸足のキボン』を見に行く。

『マラソン』の成功で、柳の下のドジョウを狙ったんじゃないかと、
見る前まではそんな印象を持っていたせいか、あまり期待もせず。
ところが、『マラソン』のシリアス路線とは対極にある、
コメディとロマンスと家族愛と、ハートウォーミングな出来映えに、
さすがに泣いたりはしなかったけど、ココロがほわっとあったかに。

主演はシンヒョンジュン、その母にキムスミ、
町長に『トンマッコルへようこそ』のイムハリョン、
その息子に『誰にでも秘密はある』のタクチェフン、
キボンが憧れる写真屋さんの店員にキムヒョジン、
ほかにも、山の頂上までジャージャー麺を配達させられる店員に、
『ラストプレゼント』でイジョンジェの相方役をやったコンヒョンジンとか、
『私の頭の中の消しゴム』でお医者をしてたクォンビョンギルが、
今回もお医者の役で出てたりと、あちこちに知った顔で、楽しめました。

あたしはまったく知らなかったのだけど、上映後にティーチインがあって、
主演のシンヒョンジュンが登場されました。
上下共に黒、インナーのシャツも黒、ちょっとはだけめに着てらして、
かなり短髪に借り揃えた感じのヒョンジュンしぃでした。

ごあいさつも早々に、会場からの質問に答えるヒョンジュンしぃ。
最初の質問のあと、「映画祭だから気楽にいきましょう」と、
つかつかと舞台の前方に歩み出られて、ぺたんと舞台に座り込んで、
足をぶらぶらと揺らす様は、なんというか、大人の男性の無邪気さというかんじで、なんとも愛らしい彼の一面を見たような気がしました。

冒頭に『マラソン』の柳の下のドジョウ、と書きましたが、
じつはそうではなく、2006年に公開されたこの映画は準備期間2年、
撮影期間半年をかけた、『マラソン』の成功とはまったく関係のないところで進行していた、独立した企画の映画だと知りました。

個人的に「うわぁー」と思った天気予報と野球中継の真似事では、
ご本人が原稿を書いたのだとおっしゃっていました。
野球中継のほうでは、日本にいるはずのイスンヨプと、
アメリカにいるはずのパク・チャノが対戦してる実況を披露して、
なんだか思わずにこっとしてしまったのだよなぁ。

こういったことを、ゆっくりと、ことばを選ぶようにとつとつと、
けれど真摯に答えるシンヒョンジュンしぃでしたが、
根はやはり、やんちゃな少年のような彼ですから、
随所にサービス精神を発揮され、たとえばセリフ回しでは、
ちょっとどもるような話し方をしてるので、韓国語がわからない人だと、
おもしろさが伝わらないかなぁ、と言って、なんと日本語の「ありがとう」で、
たとえてやるならこんなかんじ、と披露してくれたり、
去り際は、劇中のキボンの走り方で舞台からはけていったり、と。

これで終わりかと思い帰り支度を始めたところ、
おそらくヒョンジュンしぃのファンの方だろうと思いますが、
♪センイルチュッカァハムニダー♪の合唱が始まりました。
ヒョンジュンしぃ、明後日がお誕生日なんだそうです。
そうしたら、歌の終わりしなにヒョンジュンしぃが舞台にご登場され、
深々と頭を下げてから、再度、舞台を去られたのでした。

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