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2008/01/24

『シルク』(12/100 '08)

人は、自分とは異質のものに焦がれることがある。
手に入らないから、余計に心が求めることがある。
そうして、本当に大切なものを手放してしまうことが、ある。
気づいたときには、もう遅い。もう、手遅れ。
どんなに悔いても、どんなに嘆いても、時は戻せない。

でもそれすら、夢なのかもしれない。
夢とうつつは紙一重。
語り始めた彼が語り終えるとき、夢は儚く消えて、
けれど、かけがえのない想いだけが、手の中に残る。

風景が美しい、音楽が美しい、キーラも美しい、
でもどうしても、心には響いてこなかった。

なぜ、惹かれたのか、
なぜ、だまって逝ったのか、
なぜ、いまになって語るのか、

肝心なことばかりが、理解できない。
夢を紡いでいるような美しい空気を作り出していたのに、
いやだからこそ余計に、惜しいという気がしてならない。

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