« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »

2008年1月

2008/01/28

『テラビシアにかける橋』(13/100 '08)

見るつもりはなかったのに、TV の CM に惹かれて、見た。

いやぁ、見てよかったな。
最初はちょっと『パンズ・ラビリンス』みたいな結末かと心配したけど、
結果的にはまったく違って、良い意味で現実的かな。

小さなころの純粋さを忘れちゃった大人には、イタい、
でもだいじなことを思い出させてくれる映画でした。

どうでもいいけど、すぐそばの男の人が大号泣してまして、
あたしの泣くタイミングがちょっと奪われた。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/24

『シルク』(12/100 '08)

人は、自分とは異質のものに焦がれることがある。
手に入らないから、余計に心が求めることがある。
そうして、本当に大切なものを手放してしまうことが、ある。
気づいたときには、もう遅い。もう、手遅れ。
どんなに悔いても、どんなに嘆いても、時は戻せない。

でもそれすら、夢なのかもしれない。
夢とうつつは紙一重。
語り始めた彼が語り終えるとき、夢は儚く消えて、
けれど、かけがえのない想いだけが、手の中に残る。

風景が美しい、音楽が美しい、キーラも美しい、
でもどうしても、心には響いてこなかった。

なぜ、惹かれたのか、
なぜ、だまって逝ったのか、
なぜ、いまになって語るのか、

肝心なことばかりが、理解できない。
夢を紡いでいるような美しい空気を作り出していたのに、
いやだからこそ余計に、惜しいという気がしてならない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師』(11/100 '08)

いらっしゃいませ。
そして、永遠にさようなら。

きゃぁ〜〜〜、こわいぃぃぃっ!

というわけで、コワイの苦手なこのあたくしが、
デップ様を拝みに勇気を振り絞って、雪の中を行く。

なんでデップ様、歌うんだろうな、なんて思ってたのだけど、
知らなかったよ、もともとはミュージカル作品だったなんて。
しかもスウィーニー、実在するとかしないとか・・・
いやだな、こんなのいたら。しかもパイ屋の女主人、コワスギ。

コワイの苦手なあたしには少々ツライ映像も多々ありつつ、
ゴシック・ホラーな雰囲気に呑まれて食い入るように見ちゃった。
大きな意味で、ファンタジーな作品だったなぁ。悲しいファンタジー。

歌はともかく(おいおい)、BG とかすごぉーく良いので、
豪華スピーカーをそなえた映画館で見るのがおすすめ。
音が良いぶん、グロさ倍増だけどね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008/01/23

『ユゴ〜大統領有故』(10/100 '08)

イムサンス監督の『ユゴ〜大統領有故』を見る。
始まってすぐ、監督自身が医者役で出てきて、
けっこう長めのセリフを言ったりして思わず微笑んだけど、
ベースラインはシリアスで、そこにところどころ、
イムサンス流のユーモアがありつつ、最後までいくかんじ。

朴正煕大統領暗殺事件は俗に10・26事件とも言われるらしい。
事件の詳しいあらましをまったく知らないあたしには、
これは一種ドキュメンタリー的に見ることのできる作品。
事実、最後には実際の葬儀の映像が差し挟まれているのだけれど、
この部分を巡って朴正煕の遺族が訴訟を起こして、
韓国では黒く塗りつぶされた状態のまま上映されたと聞く。

暗殺事件というから、もっとこう、計画的で用意周到なのかと思えば、
むしろ突発的で、民主化云々よりも個人的恨みのように感じた。
こんなことに、命令ひとつで巻き込まれて死刑になった部下が不憫だ。
上に立つ人間のツケを払わされて人生を狂わせてしまった彼ら。

ところで、韓国の人はこの映画をどう見たのだろう。
ドキュメンタリー? 新しい解釈? そこが知りたい。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『題名のない子守唄』(9/100 '08)

トルナトーレ作品を、もう1本。音楽も、同じくモリコーネ。

最初に、結末言うべからず、的な警告があったけれど、
「えーーーーっ! そうだったのっ!」的な驚きはあまりなく、
このあたしですら、見てれば予測可能な謎解きでした。
だからといって痛くないわけではなく、なんとも心が痛くて、
そのぶん、ラストシーンでは全身に鳥肌がさわさわと立ってしまった。

トルナトーレ的ではないという人も多かろうと思うけれど、
巻き込まれた悲劇という舞台から逃げ出せないばかりか、
悲劇の無限ループに絡めとられた人を見守る視線は、相変わらずとても優しい。
痛いシーンや目を背けたくなるシーンも多いけれど。

ふたつほど、気になるコトが残っているのだけれど、
完全版とかが出て、謎を明かすんだろうか。

ひとつ。 サインはなに?
ふたつ。 植木鉢にはなにが?

映画「題名のない子守唄」オリジナル・サウンドトラック 映画「題名のない子守唄」オリジナル・サウンドトラック

アーティスト:エンリオ・モリコーネ
販売元:BMG JAPAN
発売日:2007/08/22
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『マレーナ』(8/100 '08)

少年の淡い初恋物語、と期待して見ると、びっくりする。

確かに、町一番の美女に恋いこがれる少年は出てくるけれど、
前半は彼の妄想シーン満載のエロエロ・コメディ映画でがっかりする。
どこにも「淡い初恋」なんてなく、この12歳の少年は
はっきりストーカーだし、マレーナをセックスシンボルとしてしか見てない。
彼が大人じゃないぶん、反吐が出そうに気分が悪くなるのは、
あたしが女だからかもしれないけど。

そして後半は、なんだか様子がおかしくなってくる。
戦争の足音がひどく大きくなってくるし、
町中の女を敵にまわしたマレーナは生きる術がなく、
残された唯一の選択肢にすがった彼女(あるいは開き直った彼女)は
状況が変わった瞬間、生け贄の子羊になってしまう。
だれも、彼女に手を差し伸べたりしない。だれも。

少年の初恋というよりも、人間の醜さを描いている映画だった。
美貌に優れた女を不当に攻撃し、貶め、破壊し尽くして、
勝ち誇った笑みを浮かべながら、見下し、背を向けて、
落ちるところまで落ちたと知るや、
慈悲深い顔をして手を差し伸べることができるんだ、人間は。
後半はこうして、人の救いようのなさに吐き気がした。

なのに、

思い返してみると、いい映画だったな、
なんて思うのはいったいなぜだろう。

マレーナ マレーナ

販売元:日活
発売日:2001/12/21
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2008/01/18

客様相手の外せない予定は最低1週間前に通達を!

金曜の夜にお客さまを招いての新年会があります。

というような情報を、木曜の夜7時に伝えんな!

しかも発起人じゃなくて参加予定者から「確認ですが」と言われた。
よくよく聞いたら、計画の最初からあたしは参加予定に入っていたとか。
どの日がいいとか悪いとか、ひとっことも聞かれてないけどさ、
これってどゆことなわけだ?

「聞いてるよね?」
「いえ、初耳です」
「え? 困ったね。予定してね。よろしく」
「別の予定が入ってるんですけど」
「それ、なんとかならない?」
「何度も予定調整して、参加確認されてるんで・・・」
「早めに切り上げてもらってさ、ね?」

あり得るか?
きちんと予定をつめなかったアナタの落ち度ですからね。
あたしは知りませんよ。自分の尻は自分で拭いておくれよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/16

『ジェシー・ジェームズの暗殺』(7/100 '08)

ブラピが主演なのに、なんでこんなに宣伝してないんだろう。
しかも、ロードショー期間も短いし。
作品の評価は悪くないのにこの扱い。
ジェシー・ジェームズの認知度が、日本で低いからかな。

という疑問を抱きつつ、長丁場160分を見に行く。

フランクとジェシーの兄弟は南北戦争時代、南軍のゲリラとして参戦。
戦後、正規軍はある一定程度の敬意をもって迎えられたのに対して、
正規軍ではない彼らはじめとする兵士はお尋ね者に。
そのまま、この兄弟は銀行強盗、列車強盗などの犯罪に手を染める。
ところが次第に、南部の人間は襲わない、女子供は襲わない、
ネズミ小僧ばりの温情を見せる彼ら、とくにジェシーは英雄視される。
当時、警察組織は州単位。州をまたいだら、犯罪者は追えない。
そこで、鉄道会社がジェシーに高額の賞金をかけることに。

最後の列車強盗のあと、逃亡生活を送るジェシーが描かれるのが本作。
ジェシーと、そして若いロバートの、行き着く先の物語。
幼いころからジェシーに憧れて、憧れて、彼になりたくて仕方ないロバート。
本物のジェシーに会えて舞い上がり、彼に認めてもらいたくて、
でも年若い、そして心も幼いロバートは、不甲斐ない自分を直視できない。
なんとかジェシーに、自分を一人前の男として認めさせたいという想いが、
いつしかロバート自身の心を蝕んでゆくようでした。

ジェシー自身も、兄と袂を分かち、逃亡生活に身をやつし、
ひとところに留まることも、人を信じることもできず、
疑心暗鬼と怯えと孤独とに、心が蝕まれていたのかもしれません。

そして最期ーーー

敬虔なクリスチャンだったジェシーにとって、自殺という選択肢はない。
だから、背を向けたのだろうと思う。無防備に、銃も手にせず。

ロバートを演じたのはケイシー・アフレック。
見ていて、本当に腹がたって仕方なかった。
未熟で、何より心が未熟で、なのに自信過剰で、愚か。
常に怒りに満ちていて、口先ばかりの減らず口野郎。
自分の至らなさを、相手を攻撃することで隠そうとする。
そういう青年像を見事に演じていて、ロバートという、
ケイシー・アフレックが生み出したキャラに、本気で腹が立った。

日本で埋もれてしまうには、心から惜しいと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2008/01/15

『ガチ☆ボーイ』(6/100 '08)

佐藤隆太主演、『ガチ☆ボーイ』を見る。
舞台は北海道、学生プロレスに燃える若人たちの、汗と涙の青春グラフィティー。

いやぁーーー、笑って笑って笑って、大笑いして、最後泣いた。
あちこち細かいネタを散らしてて、それがいちいちツボった。
そうだよなぁー、大学くらいのときって、あんなふうにバカだったなぁ、
って、しみじみ懐かしくなって、きゅぅぅぅんとした。

あたしは女子ですが、これは男子が泣ける映画だと思う。オヤジも泣ける。
女子はハンカチ握りしめて、電信柱の陰からこっそり覗き見して泣くんだな。
たんに笑える映画になってないとこがイイ。泉谷しげるがイイ。

個人的にいっちばん笑ったのは、バックドロップ佐田の、

♪ワン、ツー、スリー、フォー、ファイブ♪

でした。ありえねぇーーーーー、と。

個人的にいちばん泣けたのは、キャプテンが「みんなの記憶に残る」と言ったあと、
ウルフルズの「暴れだす」のイントロが流れてくるシーン。
佐藤くんウルフルズの大ファンだというし(昔ウルフルコンサで彼を見たなぁ)
「がんばれ佐藤!」(ほんとは五十嵐)って気になって、泣けた。
ちなみにキャプテンは、「のだめ」のチェロの菊池くん、向井理くんです。

だいたい満点なかんじなんだけど、個人的に残念だったのは、
あたし的イイ人代表の太郎さんこと瀬川亮さんが、完全にワルイ人だったこと。
やっぱり国民的イイ人代表の佐藤くんには勝てなかったのか・・・

でもかっこよかったんだけどさ・・・
茶髪もステキねー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/14

『アイルランド』(第14・15・16話)

ほったらかしになってた『アイルランド』の残りを、
1年以上も経って、見る。きっかけは映画『アイランド』。アホやなぁ〜。
おおざっぱに、いきます。

かいがいしくジェボクの看病をするジュンア。
それを苦々しい思いで見ているグク。
子どもができるというのに、ジュンアの心は自分にはない。

おまえが近くにいるからだーーー

グクに言われたジェボクは、翌朝、病院からこつ然と姿を消す。
それを機会に、ジュンアはグクのそばにいようと決める。
「ただ、そばにいてくれたらいい」と言うグクのために。
それが、グクの家族のためであって、私たちの家族ではないと、
ジュンアはそう思っているものの、それでもグクを見捨てられない。

時が過ぎてーーー
グクは相変わらずシヨンと会っている。友だちとして、と言いながら。
友だちなんてイヤだと、そう言ってふてくされているシヨン。
グクの車の助手席から、ふとシヨンが見たのは、足をひきずるジェボク。
さっきのカーセンターにジェボクがいた。
シヨンのことばに顔を曇らせるグク。

ジェボクの義父が亡くなる。
打ちひしがれるジェボクの母、それにつきそうジュンア。
たまりかねてグクは、ジェボクを訪ねる。駆けつけるジェボク。

久々の再会。
けれどジェボクの心は変わらない。もう、ジュンアは過去の人。
自分を心の中から消せと、そればかり言うジェボクだけれど、
ジュンアの心は変わらない。ジェボクが生きていれば、それでいいのだと。

そしてシヨンの心も、変わらない。
ジェボクがどんなに言っても、シヨンはグクを諦めるつもりはない。
なぜってグクは、シヨンの「壁」だから。彼女を守る壁。
ジェボクが口ばかりで、結局はなってくれなかった、壁。

ジュンアの愛は、どんなに不幸でも、その人といっしょにいること。
不幸さえもが、しあわせにかわってしまうこと。それが彼女の愛。
グクの愛は、平穏で、穏やかで、一生しあわせでいること。
彼女の愛は、自分の愛とは決定的に違う。
そして彼女の心も、ジェボクからもどってくることはない。
そう悟ったとき、グクは言う。

「ジュンア、離婚しよう」

そうして4人は、それぞれの場所で生きてゆく。
つかず、離れずの、とても微妙で繊細な関係で。
ただひとり、ジェボクだけは姿をくらましている。
けれどだれもが、彼はいつかもどってくると信じている。

たとえジェボクがもどってきても、ジュンアの心は穏やかだろう。
彼女のなかに、もう火のような感情は住んでいない。
頭の中にいたジェボクは、いつかグクと入れ替わっている。
ジェボクが彼女の中から消えたのではなく、昇華されたように。
そして、ジュンアと穏やかに時間をすごしながらも、
それを聞くと少し、グクの心は痛い。



最終話は、なぜだか急にナレーションが入ってきて、
4人、それぞれの現状やら心情やらを説明してくれる。
そして、モノトーンの景色の中には幼い彼らがいて、
そのそれぞれに、現実の彼らが手を差し伸べるのだ。
幼いジェボクには、ジュンアが、幼いシヨンには、グクが、
幼いグクには、シヨンが、そして幼いジュンアには、ジェボクが。

これを、この最終話を、どう解釈したらいいのかわからない。
でも、ジェボクの心はジュンアと繋がっているのは、わかる。
シヨンの心に、グクが歩み寄ったのもわかる。

だけど、やっぱり不可解。
最初から最後まで、不可解きわまりないドラマだったなぁ。
ノーカット版を見たら、もう少しわかるのかなぁ。

アイルランド DVD-BOX1 アイルランド DVD-BOX1

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2007/02/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する



アイルランド DVD-BOX2 アイルランド DVD-BOX2

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2007/03/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『アイランド』(5/100 '08)

ユアン・マクレガー見たさに選んだ映画。
監督がマイケル・ベイだとは知らなかったのだ。
近未来 SF ミステリーと思ってチョイスしたのに、一抹の不安が・・・

不安は、まぁ的中でしたね。
前半はなんとか近未来 SF ミステリーだったけれど、
後半はアクション・ムービーと化してしまった。
ある意味、最初の1時間をよく我慢したよ、マイケル・ベイ。
だから、後半の1時間は、まぁ多めに見てやるべきなんだろうね。

しかし、この前半の部分も、話はすぐに読めちゃうんだよな。
清水玲子の『輝夜姫』と、基本的な着眼点は同じだったからさ。
あちらは、その着眼点の上にヒトヒネリもフタヒネリもあるんだけど、
ベイはほら、アクションしたい人だから、ヒネリがないのさ。
でもまぁ、そこから何かを読み取ろうと思えば、できなくもない。
こういう近未来モノは、最初に映像化しちゃった人の勝ちだからね。
これ以降の人はみんな、ベイの二番煎じって言われるのさ。
その意味でも、とりあえず見といてソンはないかもしれない。

スカーレット・ヨハンソンは、
やっぱりあたしの中では「美人」じゃあなかったな。

アイランド 特別版 アイランド 特別版

販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ
発売日:2007/11/02
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ブラック・ダリア』(4/100 '08)

寒くて寒くて外に出られないので、映画でも見る。
チョイスした2本は、それぞれ主演男優で選んだのに、
両方にスカーレット・ヨハンソンが出ていて、
軽くスカーレット・ヨハンソン祭になってしまった・・・

1本目は『ブラック・ダリア』。
『ラッキーナンバー7』でかっこよかったジョシュ・ハートネットと、
『幸せのレシピ』でかっこよかったアーロン・エッカートなり。
ジェームズ・エルロイの、実際の事件に着想を得た小説が原作。

ジョシュがアイス、つまり沈着冷静な男で、
アーロンがファイヤー、激情型でのめり込みタイプの男。
ふたりはコンビ。けっこう優秀な刑事なんだけど、
ファイヤーがブラック・ダリア事件にのめり込んでしまう。
スカーレット演じるケイは、アーロンと暮らしてる。
昔、何かしらの事件で関係があったようで、
いっしょに住んでいるのに肉体関係はないらしい。
ということをジョシュが知って、微妙な三角関係を築くことに。

で、ブラック・ダリア事件ですが、
犯人どころが容疑者もカギを握りそうな証拠も出てこない。
まさにどん詰まりの状況で、ジョシュが出会うのが、
ヒラリー・スワンク演じる謎の美女。で、事態は動き出す、と。

小説を読んでないからわからないけれど、
なんだか詰め込みすぎて自滅しちゃったような印象。
事件の結末なんて、オマケみたいな扱いになっちゃってて、
ジョシュとアーロンとスカーレットとの微妙な関係と、
そこに関わってくるヒラリーと、あとアーロンの陰とがメインで、
それ以外のことはちょろっと独白で説明されるだけなの。

これってどうなのよ?

芝居じゃないんだから、映画なんだから、
最後に犯人が「これこれこうで、こうやって殺した」って言うのは、
思いっきり反則なんじゃないか、って気がするのだ。
映画なら映画らしく、きっちり映像で見せてくれ、と。

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組 ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組

販売元:東宝
発売日:2007/05/18
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/13

『シルミド』(3/100 '08)

ようやく『シルミド』を見る。
見なきゃ見なきゃとは思っていたのだが、
どうもソルギョングに食指が動かなかったのでした。

あらすじを、いまさら言うまでもないと思うので、大雑把に。
死刑囚や無期懲役囚が、特赦と引き換えに金日成暗殺部隊員となるものの、
国家の政策の急転換によって暗殺計画が白紙になったばかりか、
その存在をも抹殺されることに抵抗する、という話。

重犯罪者といえども人間であるわけで、
その人格や尊厳をまったく無視してコマのように扱い、
いらなくなったらポイッと捨ててしまう、国のエゴ。
過去も現在も、そして未来にもきっと、
机の後ろに座った人間は、地図やトップの顔色だけをうかがって、
まるでゲームのように大勢の人間の生死を決めるんだな。

ただ、事実をもとにした、ということで通ってるけど、
半分以上、というか、9割くらいは脚色のよう。
囚人じゃなくて高額の報酬で集められた一般人だったとか、
青瓦台に向かったのは待遇改善を求めるためだったとか、
国が出した報告書によると、そんなだったようです。
金日成の暗殺計画とバスでの自爆くらいか、事実は。

世間ではすでに死んだことになっている人間を集めて、
北へ送る、あるいは北を攻撃させる、という設定は、
チョンウソンが出てた『ユリョン』でも同じだったなぁ、
と思いながら、なんだかんだと最後まで目を離せず。
俳優の豪華さは、ほかの映画に比べて群を抜いてる。

シルミド/SILMIDO シルミド/SILMIDO

販売元:アミューズソフトエンタテインメント
発売日:2006/06/23
Amazon.co.jpで詳細を確認する


ユリョン ユリョン

販売元:日活
発売日:2001/08/24
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/12

『エア・シティ』が始まりました

WOWWOW ではすでに放送終了したようですが、
テレビ東京で、ようやく放送が開始になりました。
本国では視聴率惨敗だったようですが、とりあえず見てみる。

第1話を見た限りでは、まぁカットのせいもあるんでしょうけど、
イジョンジェの役どころがイマイチ説明不足ってかんじでわかりにくかった。
捜査はしてるけど警察ではなくて、相方は「自営業」と放送されてるし、
空港の中の、なんだか超近未来的な施設の奥には上司がいるけど、
この上司も「家族に身分を隠してる」とか、意味わからんです。

と思ってテレ東のサイトを見たら、国家情報院なんだとか。
情報院って、この「院」合ってるの? 情報員じゃないのか。
情報院の情報員なのか? あぁぁぁ、わけわからん。

というわけです。
飛行機の中でチェジウを口説いてた男は重要なんだろうか。
大幅カットを余儀なくされてるはずなのに何度か出てきたから、
つい重要人物なんじゃないかと思ってしまう。

だいたいあれだな、なんだ、チェジウがさ、
冬ソナとか『天国の階段』とかのイメージが強すぎちゃって、
冷静で優秀でキレ者の超エリートに見えないのが敗因だな、とりあえず。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/09

『カンナさん大成功です!』(2/100 '08)

映画の日を利用して、『カンナさん大成功です!』を見に行く。
30分前に劇場について、それほど悪くない席ギリギリでした。
最終的には満席になって受付終了してたので、まだまだ人気ね。

お話は鈴木由美子のの同名マンガをベースにしているのは衆知の事実。
韓国版は、カンナではなくてハンナになっていましたが。
身長も体重もでかいカンナさんは、唯一の取り柄の声で生活してる。
つまり、ゴーストシンガーやら、テレクラやらを生業にしている。
痴呆症の父の病院代やら、苦労も多いカンナさんの支えは、
彼女がゴーストをしている歌手アミのプロデューサー、サンジュン。
カンナさんの、ただひとりの理解者。

と思ってたのはじつはカンナさんだけで、
サンジュンはカンナの声を「商品」として利用しているだけ。
傷ついたカンナさんは自殺を試みるものの、死ぬ気ならなんだってできる!
というわけで、全身整形をして生まれ変わったのでした。

1年後、体重半分のスレンダー美女になったカンナさん。
サンジュンのことを忘れられず、アミの声を探すオーディションへ。
もちろん素性を隠して、在米コリアンのジェニーです、と偽って。
ところが彼女のルックスなら陰の声なんてもったいないと、
カンナさん自身が歌手としてデビューすることに。

おもしろくないのはアミ。
ひょんなことからジェニーがカンナじゃないかと察したアミは、
あの手この手でカンナさんの正体を暴こうと躍起になります・・・

という、典型的ラブコメです。

とは、ちょっと言いきれないような気もするんだけど。
まぁいいや、難しいことは考えないで見たほうがいいように思うし。

サンジュンは『MUSA ー 武士 ー』『ワニ&ジュナ〜揺れる想い』のチュジンモ。
なんか久しぶりにスクリーンで見た気がする。年取らないね、この人。
アップには耐えるんだけど、狡猾なのか、やり手なのか、真摯なのか、
恋してるのかしてないのか、いまひとつキャラが立ってこなくて残念。

それより、一瞬しか出てこないタクシー運転手のイボムスのが目立ってた。
おまわりさん役のリュスンスとか、お医者のイハヌィとかのが目について、
あ、あと、サンジュンの会社の会長の息子で社長のソンドインルが、
笑い取る役だったもんだから、そっち見て笑ってることのが多かったなー。

で、かんじんのキムアジュン。
ものすごいスタイルいいし、歌もうまいし、演技はあんまりうまくないのか、
それとも演技であれをやってるのか、ほんとのお人形さんみたいだった。
表情の種類が少ないというか、感情の振り幅がある一定しかないというか、
なんというかこう、生気にあふれた人間味があまりないというか、
エネルギーとかパワーとかが主役にしちゃ少なめで、すべてが想定内で、
それがいっそう、彼女をバービー人形みたいに見せるようなかんじでした。
男の人が、女の子はこうあってほしいな、と思う枠にきっちり収まってるんだな。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2008/01/08

『太王四神記』(第4話)

あっというまにユスンホくんの出番は終わってしまいました・・・

ヨン家を訪ねて真実を告げるタムドク。
母の死に際のことばを信じ、タムドクへの疑念と恨みで食って掛かるホゲ。
ヨンガリョはしかし、タムドクの話に理性を総動員して耳を傾ける。
なぜホゲを捕えておいたのかと問われたタムドクは、
ホゲを人質にしておけば反乱を起こすことはないと思ったと告げる。

さらに、侍医の首を持参したタムドクは、侍医の気がふれ始めたこと、
そのまま放置しておけば真相を語ってしまうに違いないと案じ、
騒ぎ立てる前に首をはねることを命じたと、ガリョに告げる。
侍医の口を封じることで、ヨン家の名誉が守られたことを知り、
さらには、タムドクはそのすべてを計算して事を進めたと悟って、
ガリョはタムドクを完全に見くびっていたことを思い知らされる。

ただ待っていれば、やがて王位は息子の手に転がり込んでくる。
そう思っていたガリョだったが、それは間違いであると知ったいま、
残された道は、ホゲが自らの力で、王に相応しいと証明するのみ。
ガリョは息子に言う。みなに認められるまで、自分は待つと。
みなが認めたら、自分もお前を王と認められるだろう、と。
ホゲは問い返す。「王になれば、母を殺したあいつに何をしてもいいのか?」

ガリョを説得し、意気揚々と城にもどったタムドクを、
父王は快く思わなかった。大人しくしていなければ命が危ない、と。
殺すほどに憎まれる理由は何なのかと問うタムドクに、父王は話す。

タムドクの祖父が即位して12年後、前燕が高句麗に侵犯し、
美川王の墓から遺体を奪ったことはよく知られているが、
実はそのとき、丸都(ふぁんど)城に残っていた王族と民を捕虜にされた。
その捕虜に、王妃もいた。王妃は前燕の龍城で13年間捕虜として過ごした。
高句麗にもどったとき、王妃はひとりではなく、息子を連れていた。
捕虜になったときに王妃はすでに身ごもっていたのだが、
民は、王妃の連れてきた息子の父親は前燕の人間だと噂した。

父王は嘆く。
兄王が長生きして息子を残していたら、
自分は表舞台に出なくてもすんだものをーーー

スジニは城下でチュムチ傭兵団に出会う。
若き大将チュムチは両刃の大斧を操る大男。鍛冶屋を紹介するよう言われたスジニは、
白虎の白い神器の目覚めた村出身のパソンのもとに連れて行く。

タムドクに母を奪われたと心を閉ざしたホゲは、
強い男になるべく努力していた。その顔に、笑顔がもどることはない。

城内にキハ以外に心を許せる人のいないタムドクは、
城を抜け出しては城下で見識を広げていた。大人も子どもも、
明るく利発なタムドクを一目置き、そして好いている。

そして数年がたちーーー

相変わらず城を抜け出しては城下で遊び歩いているタムドク。
ある日、とばく場で威勢のいい少女を見かける。
興味を持ったタムドクが眺めていると、少女はスリを働いたり、
ゴロツキが撃毬(きょっく)の黒軍の馬のエサに細工するのを止めたり、
挙げ句の果てに馬泥棒と勘違いされて黒軍に追い回されたりしている。
とっさに少女を助けたタムドクに、少女は名乗る。「あたし、スジニ」

スジニによれば、ゴロツキたちは馬のエサに下剤を混ぜていたのだという。
大会を目前に、そんな小賢しいことをだれが仕組んだのか。
スジニは情報を知りたければ3両出せと言う。呆れるタムドク。

その夜、遅くに離宮にもどったタムドクは、
城下遊びを父に咎められる。相変わらず、目立つなと言うばかりの父王。
「今度の撃毬大会には絶対に顔を見せるな」 そう言いおいて去る父。
タムドクの心はいっきに沈む。

そんなタムドクを慰め、いつもそばにいてくれるのはキハ。
「いっそふたりで城を出ようよ。どこかの市に行って、
 きみが火の技をして、ぼくが金を集めて」
けれど、キハは決して一歩越えてタムドクの心に応えることはしない。

再び城下で出会うタムドクとスジニ。
飲み屋で黒軍の男たちに見つかった自分を置いて帰ったタムドクに、
スジニは恨みつらみをまくしたてる。ついスジニのペースに巻き込まれるタムドク。
金を貸してくれたら、黒軍に賭けて10倍にしてやるよーーー
スジニのことばを信じないタムドクを、彼女はヒョンゴの元へ連れて行く。

黒軍が勝つと占いは出たが、すぐにインチキを見破るタムドク。
根拠を問われたヒョンゴは、タムドクに説明する。
ホゲのいる黄軍が断然有利であるにも関わらず、
人を使って黒軍の馬のエサに下剤を混ぜさせるのがなぜか、
自分はそこがひっかかるのだ、と。

ホゲは、それほどまでにこの大会に賭けていた。
貴族がみな集まって観戦するこの大会で勝てば、
だれもが自分を王に相応しいと認めるはず。
みなが認めれば、父ガリョも自分を認めるに違いない、と。

大会の日ーーー
客席にタムドクを見つけて隣に座り込むスジニ。
黒軍の入場に大声援を投げかける彼女も、
ホゲが出てくると乙女の顔になってため息をもらす。
そんなスジニを横目で見やるタムドク。

王が席に着き、貴族たちも席に着く。
神官たちが試合場を清め、選手たちが位置に着く。
客席には、これを機会にヨンガリョと商取引をすることを口実に、
ヨン家に近づきたいと好機をうかがう火天会の長老、
そしてタムドクとスジニ。
すべての役者がそろい、試合が始まった。


あれから、どうやら最低でも5年、過ぎたようです。
(俳優の顔だけ見てたら軽く20数年はたってるんだが:笑)
天真爛漫だったホゲの顔から笑顔が消えたことは、
どうやらみなが知ることのようですが、
じつはタムドクも、あの件を境にして、
心から笑うことはなくなったようです。少なくとも城の中では。

そんなタムドクのペースを狂わせるのが、スジニ。
元気いっぱいで、想定外の行動ばかりで、大風呂敷を広げて人をあおって、
無防備きわまりないあけすけさで、なんだかあぶなっかしくて目が離せず、
つい世話を焼いてやりたくなるような、そんな女の子。かわいいっ!

チュシンの星の下に生まれた王を守るため城下にいるヒョンゴとスジニはともかく、
タムドクの本質をきっちり見極めているであろうキハさえもが、
そしてそのキハから情報を得ている火天会の長老も、
みんながその新しい王はいまの皇太子(つまりタムドク)ではなくて、
一点の曇りもなくホゲだと信じて露ほども疑ってないのが、不思議だ。
タムドクの誕生日はホゲといっしょだと、知られてないんだろうか。
皇太子の誕生日くらい、みんな知ってそうだけど、そうでもないのか?
うーーーんでも、キハの目は恋の病で狂っていそうな気がしないでもない。

ところで、火天会の長老チェミンスが、
出て来るたんびに若返っているのがコワイ・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/06

『太王四神記』(第3話)

せっかくユスンホくんが出てきたのに、
来週の予告の後半はもうペヨンジュンしぃだった・・・


資料を探ろうと忍び込んだ書庫で、キハはタムドクに出会う。
武術の型が決まらないとぼやくタムドクに、
キハは下半身を鍛えなければいけないとアドバイス。
宮殿内に心を許すことのできる人がいないタムドクの心に、
するりと入り込んでしまったキハ。

城下町に忍び込んだヒョンゴとスジニは、ヨン家を探る。
ヨン家に出入りする薬売りは、火天会に関係があるらしい。
ヨン夫人が毒薬を買ったことを突き止めたスジニだが、
それをだれに使うか、肝心の情報はつかむことができない。

後燕(こうえん)との戦で武勲を挙げたヨン家の息子ホゲ。
王からの褒美を届けたタムドクだったが、宴で酒の入った大人たちは
タムドクに不快な顔を隠さず、無理難題をふっかける。
心根の優しいホゲは、なんとかその場を取り繕おうと心を砕く。
しかしあまりに辛辣なヨン夫人のことばに直面して、
タムドクは王位が自分の手に入ったためだけが理由ではないと直感する。

宮殿に入ってから、王の体調は思わしくない。
日に日に衰弱してゆく王を気遣い、自ら薬草取りに出かけたタムドクは、
そこでキハに会い、彼女が病気に詳しいことを知ると、王を診断させる。
すぐに、王の症状は火天会の毒を盛られたせいだと察したキハ。

ヨン夫人に毒薬を売った自分付きのサリョンを責めるキハ。
しかし、長老に拒否され解毒剤は手に入れることができない。
王が死のうが生きようが、そんなことはどうでもいい。
気にしなければならないのは、ヨン家の息子だけだ、と長老。
彼女にできたのは、侍医の薬棚から火天会の毒を識別することだけ。

侍医の持ち物から、戦の褒美として送った王の金が出てきたことから、
タムドクは、父王に毒を盛り、また先王も同じ方法で葬ったのが、
すべて叔母であるヨン夫人の策略であることを悟る。
しかし、ヨン家の私兵は宮殿の2倍。
ヨンガリョを支持する者も多いとあっては、勝てる見込みは薄い。
タムドクは、父の命がかかっているのにヨン家に手を出すことができず苦しむ。

そんなタムドクに、キハは言う。
「斧を持って虎を追うのが勇気ではありません。
 恐れるのは、知恵があるから。知恵を使うのが勇気です」
キハのことばに光明を見いだしたタムドク。

タムドクはコ将軍に命じてホゲを練武場に連行する。
そしてヨン夫人を呼び出すと、王に毒を盛るように命じたのはホゲだと
侍医が自白書を書いたと告げる。
息子の命をおさえられ、退路を断たれたヨン夫人は、その場で毒をあおる。
倒れた母に駆け寄ったホゲ。そのホゲに、母が告げた最後のことばーーー

「チュシンの王になると約束して。
 神檀樹(しんだんす)を再建する王になると。
 偽王子に気をつけろ。狡猾だ」

そうして事切れた母。
ホゲは、それがタムドクのことであると悟り、憎しみを募らせる。


ホゲは、天真爛漫で自信に溢れている子どもだったのに、
ラストの母のセリフで、タムドクと決定的に袂を分かったかんじ。
それまでは王位なんてどうでもいいよ、的な雰囲気だったんだけど。

それにしてもキハは、ホゲとタムドクの両方の心を掴んでしまった。
ホゲは以前に街中でキハに出会っていて、どうやらそのとき一目惚れ。
タムドクのほうは、離宮に閉じこもって病弱で愚鈍なフリをして、
コ将軍はじめ、ほんの一握りの人しか信じることができない環境で、
年も近いし力にもなってくれるキハに心を許すようになってしまう。
そのバックに火天会の長老がいることは、いまのところだれも知らず。

ところで、タムドクとホゲは同じチュシンの星の光った日に生まれて、
ドラマの公式HPのあらすじによると、それは10年前のはずなんだけど、
そのときに赤子だったスジニと、3人はみんな10歳っていう計算ですが、
10歳の子どもが戦で弓を使って戦ったりするかぁ? と、激しく思う。
だいたいがみんな10歳には見えないんだけど、ホゲにいたっては15くらいだろ、と。
10年前に妹を託されるくらいの年齢だったキハだけが、年相応に見える。

そだそだ、そういえば、10年前チュシンの星といっしょに目覚めた神器のうち、
鍛冶屋の村で光った白虎の白い神器。
それを持って逃げた鍛冶屋のおっちゃんと、娘と息子。
その娘のほうが、城下町で鍛冶屋を開いてた。
スジニやヒョンゴとも接触があるし、これからおもしろそうだな、と。

と思うと、青龍の青の神器を心臓に飲み込んだあの少年、
いまどこでどうしているのか、気になる・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/04

『太王四神記』(第2話)

ユスンホくん、出てきましたねぇ。

時は遡って西暦375年。
虎族の子孫たちは火天会を名乗り、
ファヌンの降り立った神檀樹の上に神殿を築き、
王の誕生を知らせる星が輝くのを待っていた。
王の誕生とともに目覚める4つの神器が目覚めたら手に治め、
再び大陸を手に入れようという目論見を抱いて。

そして、星が光る。

白虎の白い光は靺鞨(まっかつ)の鍛冶村で、
青龍の青い光は百済のチン城で、
朱雀の赤い光は百済の泗沘(さび)城で目覚めた。

白虎の神器は命がけで持ち出した鍛冶屋のおかげで、
火天会の手には渡らず、コルム村のものが守った。
青龍の神器は王の手により、息子の心臓へと突き立てられ、
息子の体は神器を体内に取り込んでしまった。
朱雀の神器は、父王が殺されたあと、母によって姉妹の姉、キハへ託される。
キハは妹を安全な場所に隠したあと、火天会の手に落ちる。
遅れてたどり着いたコルムの村のものに残された妹の額には、
はっきりと朱雀の紋章が浮かび上がっていた。

その紋章が黒朱雀のものだったから殺さねばならないと言う村長。
反対し、兆候があれば自らの手で殺すと申し出たのが、青年だったヒョンゴ。
村人は赤子にスジニという名を与える。それは「飼いならした鷹」という意味。
自分の運命など知らされないまま、スジニは成長する。

星が光ったその夜、王の血を引く男児は、じつはふたり生まれている。
ひとりは王の弟オジジのもとに、もうひとりは王の妹ヨン夫人のもとに。

西暦384年。
別荘でひっそりと暮らしていたオジジのもとに、城からの使いが。
兄王が危篤と危機、オジジと息子タムドクは急ぎ城に向かう。
天からの迎えが来たとして、王は次の王にオジジを指名する。
死に際、王はタムドクに言う。4つの神器を探し出せ、と。
探し出して、その守り主を集めよと。彼らがタムドクを守り、
進むべき道へと導いてくれるだろう、と。

オジジが王になれば、次の王は必然的にタムドクになる。
おもしろくないのはヨン夫人。文武に秀でた息子のホゲを王にするため、
夫を焚き付けるものの、内乱を恐れる夫に業を煮やし、自ら手を打つことに。
そんな城の内情を察している新王オジジは、息子に命じる。
「病弱で愚鈍なフリをして、だれの注目も浴びてはならない。
 そうして生き残り、おまえは王にならなければならないのだ」

同じ時期、火天会の長老も、コマを動かし始める。
王を意のままに操るためには朱雀の守り主であるキハを使わし、
その心を虜にしてしまうのがもっとも簡単な方法であると、
長老はキハを神官見習いとして城に送り込む。



人がたくさん出てくるし、とりあえずまだ状況説明的で、
多少頭がこんがらがってるかんじですが、おもしろく見てます。
さすが、制作費に巨額を投じただけあるなぁ、という映像も多くて。
1話のいっちゃん最初の俯瞰映像はいかにも絵ってかんじでしたが、
ま、あれはしかたないところでしょうかね。

しかし長老、チェミンスだとは聞いていたけど、
最初に出てきたときはものすごいヨボヨボでびっくりしたけど、
キハを手中に収めたら生気でも吸い取ったのか、若くなりましたよ。
ってか、年相応のチェミンスになったかんじ。
この人は最近、こっち路線に走りすぎてる気がして心配です。
『ホリデイ』もそうだったけど、あまりにもキワモノすぎて、怖い。
あんなのに鬼気迫る演技されて、よく子役はビビらずに耐えたよ。エラい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『太王四神記』(第1話)

うちは BShi は映らない環境ですが、
会社のオンニが録画を回してくれ、ようやく第1話を見ました。
ペヨンジュンの子ども時代を、あのユスンホくんが演るというので、
前々から期待はしてたのだけど、なんとか彼の出てるうちに、
しっかりあたしのハートをゲットしてもらい、
最後までたどり着きたいなぁ、と思っているわけです。

第1話から子ども時代なのかなぁと思っていたら、違った。
子ども時代ではあるのだろうけど、神話の解説というか、そんなかんじ。
いきなりオグァンノクが出てきて、びっくりした。
いやぁーーー、彼でてるのかぁ。これは期待できますね。

コムル村の新しい村長ヒョンゴには、スジニという弟子がいる。
村の人は、なぜかスジニには神話を話してくれない。ほかの子には話すのに。
王を探す旅の途中にそう愚痴をこぼしたスジニに、ヒョンゴは語り始める。

神話の時代ーー
大陸は、火を操る虎族によって争いの世界だった。
そこに神は、平和をもたらすようにとファヌンをつかわす。
ファヌンは雨、風、雲を司る白虎、青龍、玄武を伴い地上に降りる。
ファヌンは虎族の巫女カジンから力を奪い、玉に封じ込める。
それは朱雀の心臓と呼ばれた。ファヌンはそれを、
想いを寄せる熊族のセオに与え、良きことに使うようにと言う。

ファヌンに心を奪われたカジンは、嫉妬が憎しみに変わる。
ファヌンから大事なものを奪ってやろうと決めたカジンは、
生まれたばかりの子をセオから奪い、山の頂でファヌンを待つ。
けれどファヌンより先にたどり着いたセオは怒りに身を任せ、
朱雀の心臓を解き放ってしまう。

ようやくたどり着いたファヌンは黒朱雀を倒すため、
白虎、青龍、玄武で対抗するが、黒朱雀を倒すことはできない。
黒朱雀を倒す唯一の方法は、セオの命を絶つこと。
ファヌンは心を鬼にして、セオの心臓を射抜く。

その後、世界には黒朱雀の起こした炎を消すために7日間、雨が降り続く。
すべてが水の底に沈んだ世界を眺め、ファヌンは天に帰ってゆく。
4つの神、白虎、青龍、玄武、朱雀を封じ込めた神器は、
東西南北のそれぞれに散ってゆき、眠りについた。
数千年後、神の国チュシンの王が生まれる日を待って。

そして西暦384年ーーー
玄武の神器を守り続けてきたのが、北方のコムル村。
新しい村長ヒョンゴは、死ぬ間際に先代の村長が言ったことばを思い出す。

「黒朱雀が目覚めそうになったら、約束どおりスジニを殺せ」

名前とかチェックしようと HP 見たら、
明日、1話から4話まで集中再放送するんだそうね。
スンホくんは、1話には出てこなかったわぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008/01/03

『(ハル)』(1/100 '08)

2008年の記念すべき1本目は邦画になりました。
制作年が1996年ということもあって、じつに時代を感じた。
いわゆるネット社会のハシリのころで、モデム内蔵とか、
すでに「モデム」がほとんど死語みたいなんだけど、
チャットとか、いまでもしてたりする人っているんかな?

とか言いながら、当時はあたしもチャットをしてたクチで、
性別のわかんないハンドルを使う気持ちもよくわかるし、
チャットで気が合いそう、って人にはメールしたし、
オフ会とかいって、外で会ったりカラオケで集まったり、したなー。

と、なんだかすごぉく懐かしくなってしまった映画でした。

主要キャストの3人のうち、男がちーーーともわかりませんでした。
深津絵里と、戸田奈緒と、あとチェッカーズのつるべえと、
The BOOM の宮沢和史も出てて、音楽関係けっこう豊かね、
と思ったら、映画音楽はつい最近松たか子と入籍して世間を賑わせた
佐橋さんも参加してたりして。ちなみに監督は森田芳光。

それにしたってどうしても主演の男優がわからん。
見覚えはあるような気がするから余計気になるんだよぉ、
と思う間にエンディングでした。エンドロールで確認したら、
なんとこれが内野聖陽!!! 『風林火山』のあの風貌からは、
このヤサ男風の彼が内野さんだなんて、だれが気づくでしょう。

あーーー、びっくりした。

(ハル) (ハル)

販売元:バンダイビジュアル
発売日:2002/08/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『ペンギンの憂鬱』

実家に帰るとテレビのチャンネル権がないので、せっせと本を読む。
今年は1冊目からアタリでしたが、2冊目もアタリでした。春から縁起がいいわい。
ちょっとメズラシめですが、ロシア語で書かれた本ですが、
ウクライナの作家、アンドレイ・クルコフの長編です。

売れない短編小説家が、ある日、ヘンな仕事に手を染めます。
もちろん、本人はヘンな仕事だとはつゆとも思わずに始めるのだけれど。
定期的に収入が入るし、作家魂もそこそこ満足させてくれる仕事なのだが、
どうやら胡散臭いことの片棒を担いだらしいと、気づく。

彼のペットは、経営の立ち行かなくなった動物園から引きとった皇帝ペンギン。
名をミーシャというこのペンギンは、じつは憂鬱症を患っていて、
彼と、ミーシャと、預かった幼いソーニャと、そのベビーシッターのニーナと、
奇妙な家族ごっこをしながら、戦々恐々と毎日を過ごす作家。

結局、この作家はにっちもさっちもいかなくなる。
もともと人生に積極的ではない質の男だし、
ペンギンとの共通点は互いに孤独で憂鬱なことだけだったような、
自分の行動の責任を人に取ってもらうような人生だったわけだから、
だれに対しても深い関わりを持っていない。
その彼が、どうやら自分の書いたモノが何らかの形で、
だれか別の人間の生死に関わっていると知って、ビビる。
で、ビビった挙げ句に、知らないフリを決め込むのだが、
彼のそれまでの30数年の人生を考えたら、当然の結果だろうな。

ブラックなユーモアと、皮肉に満ちた観察眼がおもしろい。
どこか、村上春樹を思わせる作風で、ついつい引き込まれる。
ミーシャが、いったいどうなったのかが気になるのだ。

ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス) ペンギンの憂鬱 (新潮クレスト・ブックス)

著者:アンドレイ・クルコフ
販売元:新潮社
Amazon.co.jpで詳細を確認する

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2007年12月 | トップページ | 2008年2月 »