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2008年11月

2008/11/24

『ライラにお手上げ』(82/100 '08)

これもシタコメのジャパンプレミア上映作品。
『メリーに首ったけ』のファレリー兄弟監督作品で、主演はベン・スティラー。
最初に弟ボビー・ファレリー氏が登場してインタビューを少々。
つい先日『トロピックサンダー 地上最低の作戦』のキャンペーンで来日したベンが、
ほんのちょっぴりですが、ビデオでご挨拶、となりました。
いっしょに行ったベン好きの友人と、ベン本人の出演を期待してたけど、さすがに無理ってもんです。

インタビューで、司会の方が「来年の春ごろ DVD になるかも」とおっしゃってましたが、
見終わって「そうよねー、そりゃそうよねー」と思いました。
すっごくおもしろく見たんだけど、劇場上映は無理やろー、というかんじでして。
そもそもこれを「おもしろかったよー」と女子が言うのもはばかられるという・・・

シタコメというよりは、どうしようもないエロコメでしたんで。
いやもう、笑う笑う。英語をきちんと理解できたらもっと笑えただろうと思う。
残念ながら、その能力がないことをひどく悔いるような作品でした。
その意味で笑えたのは「ろば」のとこくらいだもんなー。

ベンのほかに、彼が勢いで結婚してたいへん後悔するライラをマリン・アッカーマン。
ベンが新婚旅行先で出会って、彼女こそ運命!と思うミランダをミシェル・モナハン。
ライラはキャメロン・ディアス、ミランダはサンドラ・ブロックがやっても、わかんなかったかもー。
ファレリー兄弟の好みなのかな、キャメロン系美女・・・

ふたりとも、どっかで見たんだよなーとずっと思っていたのだが、
なんだ、ミシェル・モナハンは『イーグル・アイ』の母親でした。なんか別人。
『いつか眠りにつく前に』のクレア・デインズとだぶってたんだけど、改めて見たらぜんぜん違った。
マリン・アッカーマンは、いやな予感がしてたんだが、やっぱり『幸せになるための27のドレス』の妹でした。そっかぁー、こんな役ばっかり回ってくるのか、がんばれよ、と思う・・・
いつかそこそこ有名女優になったとき、消したい過去の映画になりそうだよ。
(そんな役なんだよ。かわいそうに)


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『劇場版 カンナさん大成功です!』(80/100 '08)

この週末に華々しく開催された第一回シタコメ映画祭 in 台東。
地元住民も多数ボランティアで参加し、広報にも宣伝が載り、
お手伝いはできませんが、絶対見に行きますよ! の気分でチケを取りました。

土曜日の夜は浅草寺の仲見世にででんとレッドカーペットが敷かれ、
どこのレッドカーペットよりも至近距離でのお練りと相成りました。
その後、場所を浅草公会堂に移して、開会式とオープニング作品の上映。
台東区の区長さん、映画祭のプロデューサーであるいとうせいこう氏の挨拶、
小沢昭一氏のステージなどのあと、レッドカーペットを歩かれた方が勢揃い。
哀川翔さんとか、さすがかっこえーーなぁーーー、と嘆息。

そしてその後、同映画の主題歌を歌う Honey L Days の歌のお披露目があり、
山田優さん、しずちゃん、中別府葵さん、永田彬さん、監督の井上晃一さんが登場、
それぞれにコメントを一言二言をお話しされて、上映開始となりました。

さて。
原作は読んだことがないのですが、韓国版の『カンナさん〜』は見まして、
それとの比較だと、「全身整形」くらいしか共通点はみつからないような。。。
ブスだった自分を作り替えることで、卑屈だった自分を捨てて、
前向きに賢明に生きていこうとする女の子とお話、というのは共通かな。
韓国版はひとりの女性の心の成長と、恋と仕事をがメインで、
日本版はそこに友情を加えて、さらに笑いの要素を散りばめた、と。

個人的には、どっちが好きだと問われれば、韓国版のほうがおもしろかった。
日本版は、要素盛り込みすぎで、なんとなくテレビ的。映画でなくてもいいか、と。
ってか、正式タイトルに「劇場版」をつけているところを見ると、
テレビ版を作る気満々なんじゃなかろうかと勘ぐりたくなるというもんです。

キャラ的には、しずちゃんのカバ子がいちばん好き。
お金で手に入れた外見じゃないところで活路を見出して、前を向いたから。
そのカバ子を、きちんとわかってくれる柏原崇が演じた彼もステキ。
なんのかんの言いながら、よくも悪くも彼女らの指南役となる浅野ゆう子演じた経営者の「れいこ」さんもいい。

というわけで、全体的にはいいんだけど、年齢的に、ちょっと無理だったか(笑


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『僕らのミライへ逆回転』(80/100 '08)

ジャック・ブラック主演の、最初から B 級を狙ったような、おバカ映画。
ただ笑っておしまい、じゃなくて、最後はほろっとさせたりもする。
でも何より楽しいのは、リメイクされる80年代の映画というのが、
どれもこれも、リアルタイムで見ていたものばかりだから、
タイトルを聞いただけで、すぐに内容が思い浮かぶものばかりだから、
だから、「そうそう、そうだよー」と、笑えるのだろうと思う。
最後に出てくるおばちゃんが、シガニー・ウィーヴァーなのも、
80年代のリメイクのつもりなのかなーと思うと、ちと悲しい。


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『レッドクリフ』(79/100 '08)

三国志の「さ」の字も知らないくせに、見に行ってきました。
意識したことはまったくなかったんだけど、ジョン・ウー作品はいくつか見ていた。
『ペイチェック 消された記憶』『ウインドトーカーズ』『M:I-2』あたり。
ハリウッド作品ではないので、いい意味でおもしろいんじゃないかと思って。

三国志の「さ」の字も知らないあたしには、オープニングの解説と、
頻繁に字幕で役名を出してくれるのは、ひっじょーーに助かりました。
これがなかったら、なにひとつわからないまま最後までいった気がする。

三国志の「さ」の字も知らないわけですから、何もかもが新鮮で、
なんというかこう、単なる歴史劇になっていないところがすごく楽しかった。
リアリティーを追求することにだけこだわっていないところが良かった。
ありえないアクションとか、ありえない格好よさとか、大げさにやってるのが、
言ってみれば『ウォンテッド』を楽しいぃぃぃっ!と思ったのと同じ意味で、
わくわくして、ドキドキして、かっちょいーーー、と思って。

女子的には金城武やチャン・チェンやトニー・レオンに「きゅぅぅ」とくるべきなのでしょうが、
趙雲のフー・ジュンや張飛のザン・ジンシェンが、もうなんかすごくかっこ良かったのさ。
ついでに言うと、リン・チーリンより、断然ヴィッキー・チャオがかわいい。
もひとつついでに言うと、金城さんとトニー・レウォンが逆ヴァージョンなのを見たい。


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『My Son 〜あふれる想い〜』(78/100 '08)

ちょっと前になりますが、NHK で毎年やっているアジア・フィルム・フェスティバルで、
チャンジン監督の『息子』を見てきました。邦題は記事タイトルのようになってましたが。

チャンジンといえば one of My Favorit Directors ですが、
日本ではなかなかロードショーということにもならず、悲しい限り。
こういった機会はのがしてなるものか、ということで、行ってきました。
監督も、主演のリュドックァンくんも来るというのに500円なのも嬉しい。

お話は、最後にドッキリ的大逆転がるので詳しくは触れませんが、
あたたかい想いを残してくれる、ほんわりした作品でした。
いつものチャンジン路線とは、やや色が違うかな、という気もしますが、
渡り鳥の場面なんかは、チャンジン色ですね。
いわゆるチャンジン師団の面々のお顔が見えないなぁと思っていたら、
この渡り鳥のアテレコが、それでした。

個人的には、期待が大きかったせいか、いまひとつかな、と。
父親役がチャスンウォンでなかったら、もう少し違ったかもしれません。
彼が悪いというわけではなくて、ちょっとイメージではない、というか。
でも逆に、チャンジンでない人がこの話を撮ったら、陳腐に終わった気もする。

上映終了後にティーチインがあり、さらにその後、
おふたりがロビーでサインをしてくださるというので、並びました。
あたしにしては珍しく、並びましたよ。さらに珍しく、握手までしてもらっちゃいました。
雪が降るんじゃないだろうかと、我ながら思った。



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2008/11/03

『イーグルアイ』(77/100 '08)

あんまり評判よくないみたいなんだけど、おもしろかったよ。
映像があまりにも早すぎて、目が追いつかないとこも多かったけど。
ストーリーは比較的使い古されてる感じもするけれど、
映像で見せる娯楽大作だと思えば、別に気にならなかったし。

それより気になるのは、電話の声がだれかってことですよ。
最初に聞いたときからずっと、とある女優さんじゃないかと思ってるんだけど、
エンドロールでも探せなかった。気になるじゃーーーーん!

と思っていたら、どうやら近々公開の、
木村佳乃・伊勢谷友介も出る映画の主演女優らしい。
そっかぁ、、、予想の人とはぜんぜん違ったなぁ(汗


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『ブーリン家の姉妹』(76/100 '08)

歴史の表舞台に登場するイギリス君主のうち、
他国の人間にもっとも知名度の高い人といえば、
いまのエリザベス2世をのぞいたら、エリザベス1世ではあるまいか。
彼女に関する映画も多いし。(浮かぶ顔はケイト・ブランシェットだけども)

その生母についてと言われたら、顔が浮かばないどころか、
名前すら知りませんでした、あたしは。

それが、この映画の姉妹のうち姉のほう、アン・ブーリン。
とはいえ、歴史家の中にはメアリーが姉でアンが妹という人も多いらしい。
なにせ500年近く前の話ですから、有名になる前のことなんて曖昧さね。

「黒髪・色黒・小柄・やせ形」だっという彼女は、なるほどナタリー・ポートマンでぴったり。
気が強くて攻撃的で、でも結局感情をコントロールできなくなったりするのも、うまい。
「金髪・色白・豊満」だったというメアリーも、スカーレット・ヨハンソンで間違いない。
ただし、好きか嫌いかというのは、また別のお話。どうも彼女は苦手で・・・

結局は、ヘンリー8世の有り様でなんとかなった問題だろうに、というかんじか。
なんとしても自分の血を引いた男子が欲しかったのだろうけれど、
宗教に縛られ、女にいいように右往左往させられて、
最後は権力をかさに断首しまくっているような気がして。
ま、当時の状況からいったらお家断絶は当然の処置なんだろうけどねぇ。
時代変わればなんとやら、か。

これを見終わったら、続けて『エリザベス』と『エリザベス:ゴールデン・エイジ』を見たくなった。


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『イースタン・プロミス』(75/100 '08)

ヴィゴはすきだけど、痛いのは嫌い。
ヴィゴはすきだけど、悪い人なのは見たくない。

なんて思ってたけど、やっぱりヴィゴが好きなので、見に行った。

痛かった。ものすごーく痛かった。
ずっと力が入りっぱなしで、体中痛くなっちゃった。
作品世界に言及すると気が重くなりそうなので、やめておく。
表層的なことだけ言って、誤摩化してしまおうと思う。

ヴィゴは、オールバックは似合わない。前髪おろしてください。
ナオミ・ワッツの口元が、どうしても嫌い。口映さないでください。

主演男優賞にノミネートされたのは当然だろうと思ったが、
個人的にはこのコンビなら、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のほうが好き。
どっちも痛いんだけど・・・


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『告発のとき』(74/100 '08)

「この星の住人は・・・」とつい思い出してしまうので、
トミー・リー・ジョーンズのシリアス映画は少々厳しい。
そう思ったのは『ノーカントリー』を見たときでしたが、
本作ではだいぶ見る側の心も回復したかな、と。

重いテーマです。
ただ、現代アメリカが抱える高度に政治的問題だとも思った。
日本で暮すあたしには、なんとも手出しのできない問題というか。
『大いなる陰謀』のときも思ったけれど、決定権を持つ人間は手を汚さない。
それこそが、問題なのだと思う。


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『ザ・ゲーム』(73/100 '08)

確か去年シネマートでチャンジン監督が企画しているのが、
ピョンヒボンとシンハギュンの芝居だと言っていた気がして、
これは映画だけどキャストばっちりだし、これなんじゃ?
と思ってエンドロールに目を凝らしたんだけど、名前は見つけられず。
単なる偶然の一致だったのでせうか。

エンドロールを確かめたくて見たような映画でしたが、
もちろんピョンヒボンもシンハギュンも好きな役者です。
原作は新田たつおの『チェン爺』というマンガ作品だとか。

終わった瞬間、「え!」って思った。
ここで終わり? いまの、どういう意味? 結局どゆこと?
みたいなクエスチョンマークが、その後ずっと頭の中を渦巻いてる。
個人的な結論はあるんだけど、果たしてこれが合ってるのか。
マンガでも読んで確認してみたいもんですが、絶版中。
だれか助けてぇ〜〜、このモヤモヤ、なんとかしてぇ〜。


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『バカ』(72/100 '08)

チャテヒョンとハジウォンの主演。
本国で確か、撮り終わったのにお金の関係でしばらく上映できず、
日の目を見ないんじゃないかと思われた作品です。

テヒョンなんで、てっきりコメディーだと思ったら、違った。
パボなんてタイトルだから、どんなアホが出てくるのかと思ったら、
知的障害の男の物語でした。個人的には、好きじゃないテーマ。
何をやっても、ひどく偽善的に見えてしまうから。

だから、作品の世界に入り込むことができずに終幕だった。
テヒョンは決して悪くないし、ハジウォンも良かったんだけど、
そもそものテーマに、あたしの心がついていかなかった。
テヒョンの友人を演じたパクヒスンは思いのほかよかったんだけどな。


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2008/11/02

『食客』(71/100 '08)

こちらは本命、『食客』です。
なにげに主演のキムガンウが好きだったりするのだー。

本作は、韓国でちょっと話題になった映画でした。
そもそもの原作がホヨンマンという人気マンガ家の作品で、
この人のマンガは韓国でも人気が高いそうで、知り合いも大絶賛してます。
本作の前には『いかさま師』も映画化されていて、興行成績も良かったとか。

だがしかし、それで話題になったわけではあらず。

日本ではそんな話が出たのかどうか知りませんが、
韓国では、この映画の後半部分を日本側のバイヤーが修正しろと要求し、
監督や制作会社がそれを拒否している、という報道がされたのでした。
記事を読んだときには、そんなことしてまで買わんでもいいのに、と思い、
いや、そうしてまでも公開したいほどいい作品なのか? とも思い、
でもキムガンウもホヨンマンもチョンユンス監督も、
いってみれば韓流でもなんでもないのに、へんなのーー、と思ったものでした。

なので興味津々で見たんだけど、それほどのものかい?
むしろあたしとしては、韓国人のおえらい評論家の面々が日本人に
「韓国料理ってこれでしょ!」って教えられてるシーンが気になった。
韓国の人たちはこれをよしとしたんだろうか。

ま、それはおいといて、いい作品でしたよ。
歴史関係はちょっとわかりにくかったけど、それはそれとして、
エンタメ作品としてはイイ線いってるんじゃないかと思う。
キムガンウもかっこよかったし、イウォニのコメディじゃないのもよかった。
牛の切ない目にも泣かされたし、マンガのカット割りのような編集もおもしろく。
公開されたら、また見に行ってみようかな、と思ったし。

ところで映画の成功のあと、本作はドラマ化されてます。
主演はキムレウォン。ま、韓流ですな。
噂ではエイベックスが権利を買ったとか買わないとか。気になります。

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『カリスマ脱出記』(70/100 '08)

10月19日から始まった東京国際映画祭の関連企画、
コリアン・シネマ・ウィークに、今年も行ってきた。
去年は「家族」がテーマで子どもが主役の映画が多かったけど、
今年はバラエティに富んでるかんじでした。いずれも日本未公開。
初日は2本の上映で、本作と、来年公開が決まった『食客』。

本作は2006年の映画で、上映もDVDを流したものでしたが、
なんでこの映画が選ばれたのかなぁ、ユンウネ効果かなぁ、という疑問は、
「もしかしてファンの力?」と思うほど、主演アンジェモのファンがたくさん。
だがしかし、アンジェモのファンの皆様ごめんなさい、
あたしにはどうしても、このぽっちゃりしてテンション高めの彼が、
だいぶ痩せた彦摩呂にしか見えなかったっす・・・

青春アイドル映画としては、おもしろく見ました。


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『JUNO ジュノ』(69/100 '08)

なんかもっとスウィートな物語だと思ってたんだけど、違った。
違ったけど、よかった。すごくよかった。

見るまえは、『ウェイトレス』みたいな感じかなーと思ってた。
低予算で、有名俳優も出てなくて、ちょっと陳腐で、でも定番、みたいな。
アメリカって、ハリウッド大作じゃないところで結構そういう作品が多いし。
見ても見なくても、人生的にはたいして影響ないし、内容もすぐ忘れちゃう。
見たときだけ、ほんのちょっとあったかい気持ちになれる、そんな映画。

それが、けっこうイカしてた。
ジュノの飾りっけない本音と、それに戸惑う周りの大人たちと、
そんな中で彼女をちゃんと理解してくれる両親が、ステキ。
父親は娘に全幅の信頼をもって、惜しみない愛情を注いでいるし、
母親は血がつながってないというのに、だれよりジュノを理解してる。

ひねたアホっぽいティーンネイジャーでないジュノがいい。
口は悪いけどいつも本音で、斜に構えているようで実は物事をまっすぐ見る彼女に、
子どもを産まずにわかればもっとよかっただろうにとも思うけど、
この出産は、かけがえのないもの、自分にとって本当に大切なものを見つけるための、
通過儀礼だったのかな、と思った。


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『西の魔女が死んだ』(68/100 '08)

これは『容疑者Xの献身』とは違って、原作はあたしのバイブルです。
何度読み返したかわからない。で、何度も同じところで泣く。
自堕落な生活をして、自分をいたわってあげられないとき、読み返す。
そすると、きちんと魔女修行に励まなくっちゃな、って思う。
男子にはわからないかもしれない。女子だけの、ヒミツなのかも。

そんな大好きな小説が映像化されるのは、いつもとても怖いものです。
『ハウル〜』と『ゲド戦記』は怒りにうち震えました。
『指輪〜』と『ナルニア〜』は感動にうち震えました。
どっちにしても震えるんだけど、今回はどうだろう・・・

実はトレーラーの、「来ましたね」の一言で、泣けた。
だもんで、見に行くのが怖くて怖くて仕方なかった。
これはもしや、全編号泣しっぱなしになるんじゃなかろうか、と。
で、躊躇してたわけです。ロードショーは迷ってるうちに終わった。
今回の二番館でも、相当迷った。迷ってるうちに終わりそうになった。
でも同時上映の『ジュノ』も見たかったし、意を決した、と。

さすがに「来ましたね」と「西の魔女から東の魔女へ」は泣きました。
でもそれ以外は、思いのほか平気だった。意外にも。
全体としては、風景はイメージ通りだったし空気も問題なし。
ただどうしても、セリフが上滑りな気がしてならなかった。
かなり原作に忠実なセリフ回しだというのに。

きっと、原作を何度も何度も読み返しているうちに、
セリフ以上の感情を、自分で意味付けしちゃってるんだろうな、と思う。
文字として読めば心の中でセリフと意味が結びつき合うのに、
耳で聞くだけだとそれはあくまでも他人のセリフで、
自分のなかで溶けていくような感覚にはならないんだろうなぁ、と。

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『容疑者Xの献身』(67/100 '08)

ミステリーはけっこう読むほうなんだけど、東野さんはどうも苦手。
売れてるっていうから当時、原作を買って読んでみようとしたものの、
30ページくらいで挫折した。だからこれが「ガリレオ・シリーズ」だとは知らず。

ドラマ『ガリレオ』も、タイミングあわずに見てなくて、
でも音楽が菅野さんだってことだけは知ってたのですが、
映画もそこそこ評判が良さそうだったので再放送の『ガリレオ』を録画、
2日くらいで一気に見て、劇場に向かったのでした。

いやぁーーー、おもしろかったね。
福山さんも柴咲さんも、好きだけどメッチャ好きというわけでもなく、
ものすっごく上手な役者さんというわけではないと言わせていただくが、
だから余計に、堤真一の巧さに感嘆しました。あと松雪さんもうまかった。

堤さんは、これがあのドラマ『SP』の彼と同一人物だなんて、
まったく信じられないほどの野暮ったさオーラを身にまとい、
本来的にはイイ男のはずなのに、ちっとも格好よく見えないという、
もうほっっっとに素晴らしいの一言につきます。(褒めてます)

原作を挫折したのも、結果的にはよかったようで、
雪山のシーンはどきどきしたし、最後はほんとに驚いた。
これはもう一度、原作に再チャレンジしてみなくちゃいけないかなー。

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『奇跡のシンフォニー』(66/100 '08)

音楽関連の映画は、つい見たくなる。
ロードショーでは身損ねてたんだけど、それは半分、
「ギンレイでやるんじゃないかなぁ」と思ってたのも事実。
最近はフレディ・ハイモアの作品もよく見てるな。
ケリー・ラッセルは『ウェイトレス』に続いての鑑賞。

音楽の力の不思議を感じさせてくれるお話でした。
年齢も性別も生い立ちも、何もかも超越して、
ただただオタマジャクシだけでつながれる、会話できる、
じつはそれこそが、奇跡なんじゃないだろうかと思わせてくれる。

ストーリーは別に目新しいもんじゃないんだけど、
役者の力量と音楽の力で見せきっちゃった気がする。
ひとつ気になったのは、フレディくんの手元のアップ。
思いっきり大人な手・・・ 天才ちびっ子を探してほしかったかな。


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『最後の初恋』(65/100 '08)

これはもう、それはそれは楽しみにしていたというのに、
なんだかもう裏切られた気分満載の陳腐さかげんでした。
映画の日に見に行ったから千円だったのに、金返せな気分。

ここ最近の油が抜けてきたギアはえらい好みで、
ダイアン・レインの年のとりかたもすっごくステキで、
確かに前回のふたりの共演『運命の女』のいやぁな思い出が頭をかすめたけど、
トレーラーを見る限りじゃ絶対泣けそうなイイ雰囲気だったのに・・・

なんだろう。
キャスティングした時点で「もらったぜ」な気分になっちゃったんだろうか。

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『アイアンマン』(64/100 '08)

また放置してしまった。
いつものこととはいえ、ちょっと忙しくなってきて・・・
はい、いいわけです。
ちなみに本作を見たのは9月27日のことでした。

前回『ウォンテッド』をありえないと書いたけど、
ありえないといえば、こっちも相当にありえない。
ま、アメコミの実写化なのだから当然です。
思えばアメリカ人はコレ系のストーリーがすきよね。
サイズが変わんないの。ヒーローの。日本はサイズがでかいのが多い。
続編も作るらしいので、楽しみです。

ところで、ロバート・ダウニー Jr. のインタビューを見て、びっくりした。
映画ではすっげーイカしたオヤジだったのに、
インタビューではなんだか冴えないオヤジでした。
これだから俳優ってのはわからない。

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