« 2008年12月 | トップページ | 2009年3月 »

2009年1月

2009/01/24

『コレラの時代の愛』(4/100 '09)

これがあの『ノーカントリー』と同じ人だもんね、驚くよ。
と思って見始めたのだが、途中、ハビエルが笑うと空恐ろしくなった。
いやいや、これはあの彼とは違うんだよ、と思わず首を振って否定する。

巨匠ガルシア=マルケスの作品の映像化。
原作は読んでいないので何とも言えないけれど、
彼の作品だと思うと、こういう展開もアリという気がする。
彼の作品だと知らなければ、いまと同じ感想を抱いたかはわからない。
なぜなら、ある意味で彼はモンスターであるから。

純愛って、なんだろう。
彼は諦めることができず、50年以上も彼女だけを思い続けて、
その間、彼女は結婚し、子どもを産み、育て、老いていった。
彼女にとって彼は初恋の illusion でしかないと言い切り、
「まるで影のような人」だと苦々しく吐き捨てる存在であったのに、
広げた彼の腕の中にすっぽりうずくまってしまう心の動きは、なんなのだろう。

初恋はきっと、一時は実ったのに、
ふたりの心以外の事情で叶わなくなった場合にのみ、
美しく幻想的で、忘れられない存在になるのだろうと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

『ああ、結婚生活』(3/100 '09)

いや、久々に見たな、ピアーズ・ブロスナン。
ま、007 新作の前哨戦ってことでオッケーか。もう関係ないけど。

キラキラだったピアーズも、だいぶ年取ったけど、
やっぱりキラキラオーラがあるとこがすごい。
彼の独白形式で1940年代のアメリカが描かれていくのだけど、
大人の恋というか、夫婦の不思議というか、くすっと笑える、良作でした。

サスペンスちっくなとこもあるのだけど、サスペンスではなく、
完全なるコメディかと言われると、じつは違うって気もするし、
こういう映画を「退屈」と言う人も多かろうと思うのだが、
あたし的にはよかった。二番館で二本立てだったからかも。

個人的にはパトリシア・クラークソンがよかった。
間男が、どっかで見たよなーと思ったら、ロードのファラミアだったのはご愛嬌。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/01/11

『転々』('09 1/100)

去年は結局、80本台後半で終了してしまいました。
急に忙しくなったせいもあるんだけど、それは予想してたことで、
そのぶんを夏から秋にかけてかせげなかったことが敗因かと。
あとは、劇場メインで、自宅でほとんど見なかったことも原因かな。

今年は春まで多忙を極めるので、前半はぼちぼち見る程度になりそう。
とりあえずの新年第一本目は、ロードショーで見そこねた『転々』を。

こんなこと言うと申し訳ないんだが、三浦友和をうまい俳優と思ったことはない。
ないのだが、最近の彼の作品は、なんだかすごくいいものが多いなぁ、と思う。
「素」なかんじがいい。ふつうのサラリーマンぽいのが、いい。

と思ってたら、この作品は「ふつうのサラリーマン」じゃないんだけど、
なんか、オダジョーとキョンキョンとの組み合わせが絶妙でした。
あちこちで、大声で笑う人多数、な雰囲気で進むわけですが、
最後のあの人を喰ったような終わり方は、「らしい」なぁ、と。

ドラマ「時効警察」は見てなかったのだが、見たくなった。
あの妙なテンションの「ふふみ」が『蛇にピアス』でルイをやるなんて、
これもまた見なきゃいかんかなー、でも痛そうなんだよなー、と思った。

あたしも街で岸部一徳に遭遇したいなー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

キネマ旬報ベストテン

1月8日に、キネマ旬報の2008年度ベストテンが発表されました。
こんなかんじ。

日本映画
1位 おくりびと
2位 ぐるりのこと。
3位 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程
4位 トウキョウソナタ
5位 歩いても 歩いても
6位 闇の子供たち
7位 母べえ
8位 クライマーズ・ハイ
9位 接吻
10位 アフタースクール
次点 百万円と苦虫女

外国映画ベストテン
1位 ノーカントリー
2位 ゼア・ウィル・ビー・ブラッド
3位 ダークナイト
4位 イントゥ・ザ・ワイルド
4位 ラスト、コーション
6位 イースタン・プロミス
7位 その土曜日、7時58分
8位 エグザイル/絆
9位 つぐない
10位 チェチェンへ アレクサンドラの旅
次点 12人の怒れる男

なんと、外国映画は7位以降を見てないだけなのに、
日本映画は10位の『アフタースクール』しか見てなかった。ある意味、ショック。
おっかしーなぁー、日本映画、いつもよか見てたつもりだったんだけど・・・
ちなみに、

ガチ・ボーイ
チーム・バチスタの栄光
人のセックスを笑うな
あの空をおぼえてる
グーグーだって猫である
隠し砦の三悪人
少林少女
アフタースクール
僕の彼女はサイボーグ
花はどこへ行った
(笑う大天使)
崖の上のポニョ
20世紀少年
パコと魔法の絵本
容疑者Xの献身
西の魔女が死んだ
劇場版 カンナさん大成功です!

あたりを見たんですけど。( )以外は劇場か試写で。

ちなみに、本年最初の映画は二番館で『転々』でした。


| | コメント (0) | トラックバック (1)

« 2008年12月 | トップページ | 2009年3月 »