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2009/05/08

重力ピエロ(25/100 '09)

映画化されるなんてぜんぜん知らなかったのだが、
本好きの友人が「おもしろいよ」というから借りて読もうかと思ったら、
「でも先に『オーデュポンの祈り』を読まないとダメなんだよ」と言われ、
順番に図書館で予約して読んでいたら、すっごく時間がかかった。
ようやっと図書館に届いたころ、試写会のお誘いをいただく。
一も二もなく「行きます!」と答え、件の友人を誘い、
いつもの映画ツレを誘い、メーデーの行進後に見に行く。

じつは岡田将生という役者が演じるのを見るのは、これが初めて。
ちっちゃいイメージだったので、けっこうでかくて驚く。
原作では「だれもが振り向く美少年」という設定だもんだから、
演じるのもプレッシャーじゃなかろうかと思っていたのだが、杞憂でした。

いやぁーーー、こんなキレイな男子だったっけ?
というのが率直な感想。透明で、お肌つるつるで、とにかくキレイ。

孤高な人に見える彼が、家族にかんしては熱血少年になってしまい、
ひとりで何でもできそうなのに、アニキを頼っているアンバランスさは、
岡田将生という役者のもつイメージにじつにぴったりと合っていて、
キャスティングは大正解だったと思う。
それに子役。あの子役は、15年後、必ず岡田くんになります。
どこから見つけてきたんだ。兄弟の子役たちは本当にすばらしい。

そして何よりは、父でありました。
原作の父は、とてもとても懐の大きな人間で、
ともすればそれは押し出しの弱さから能力の低い人間と見なされがちだが、
そしてそんな父親を、子どもというものは得てして誤解してしまうものだが、
この兄弟は、父の偉大さを本当に知っている。理解している。
そんな父を、小日向さんがそのままに演じているのだから、これまたすごい。

が、原作の魅力を余すことなく映像化しているかと問われたら、
努力賞、と言わざるを得ない。それほどすごいのです、原作が。



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