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2009/11/16

『悪人』

何かのニュースで妻夫木聡主演映画がクランクインしたとか、
それとも配役として妻夫木聡が決定したというニュースだったか、
とにかく妻夫木聡初の悪人役である、というくだりがあって、
それは本人が原作の大ファンで自ら名乗りを上げたとか、
そのために金髪に染めただとかと書いてあったので、
それならその原作とやらを読んでみようと図書館で借り出す。
その過程で、その人が例のヨンハが出た月9『東京湾景』の著者だと知り、
ついでと言っては申し訳ないのだが、いっしょに借り出してみた。

『悪人』 (吉田修一・著)

が、それ。
かなりの厚さがある本なのだけど、一気に読み切ってしまった。
切なく、やるせなくなるお話だった。
だれが被害者で、だれが加害者なのか、
だれが本当の悪で、だれが真実の善なのか、
もし私がテレビの前でワイドショーを見ている側になったなら、
表面上に現れることを鵜呑みにしてしまうだろう。
いや、いままで、そうして鵜呑みにしてきたのだろうと思わされる。
事実は、必ずしも真実を語っているとは限らないのだ。

原作がある映画を見るとき、原作との関わり方は3通りある。

1 映画を見たあとに原作を読む
2 映画を見る前に原作を読んで、自分の中に沈ませておく
3 原作は読まない。映画だけを楽しむ

今回、わたしは2の方法を選んだ。
来年の公開までに、物語が自分の中にうまく沈み込んでいくのを待つ。
いまのこの思いと、映画を見終えたあとの思いがどう違うか、
どう同じかを、楽しみにしながら。

映画は『フラガール』の李相日監督が撮り、増尾役を岡田将生がやるという。

岡田くんかぁ・・・

と、複雑である。ある意味、妻夫木くんの「悪人」よりも、
こちらのほうが衝撃的である。岡田くんがどう演じるのかも、楽しみ。

ところで、いっしょに借り出した『東京湾景』には驚いた。
タイトルと男性主人公の名前しか、同じじゃない。
これほど大幅な改変を、著者はよくぞOKしたのものだと思う。
原作に忠実な『東京湾景』が見てみたい。映画化しないかな。
それこそ、亮介は岡田将生くんが似合うと思う。色は白いけど。
涼子はだれかなぁー。仲間由紀恵でもいいような気がするなー。

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