2010/04/05

ファンタスティック・ミスター・フォックス(24/100 '10)

ちょっくらカウアイ島にヴァケイション。
飛行機ではできるだけ映画を見る派なんだけれど、
ハワイは時差の関係で、行きはとにかく寝る・寝る・寝る。
未見の『しあわせの隠れ場所』をやっていたのだけど、我慢して寝る。

で、帰国便は、逆に寝ない。寝るとたいへん。だから寝ない。
『しあわせの隠れ場所』が見たかったのだけど、帰国便はまずアニメ。
なんだこれーーー、と思いながら見始めたのだけど、けっこうシュールで笑えた。
原作はロアルド・ダールの、子ども向けのほんの小品なんだけど、
それを1時間半ばかりの映画にしちゃうのは、ちょっとすごい。しかもむしろ大人向け。
日本への便だったから吹き替えだったのが、あとから調べたら残念だった。
というのも、主人公のフォックス氏をジョージ・クルーニー、
その妻をメリル・ストリープという、オスカー・ノミニーのペアなんだもの。
うーーー、こちらで字幕で見てもおもしろそうだわーーー。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/25

FLOWERS(23/100 '10)

シークレット試写会ということで、何を見るか秘密で会場に行く。
例の某化粧品会社が出しているシャンプーのCMがもとになった本作でした。
一瞬、挿入曲がCMと同じだったら・・・ と焦ったけど、違った。ドリカム。OKでしょ。

お話は、昭和のはじめから続くある一族の女性たちのものがたり。
CM通り、豪華女優陣が共演なのであります。
まだまだ女性の権利が認められていない時代を、
ある人は抵抗し、ある人は流れに身を任せ、
ある人は翻弄され、ある人はするりとしなやかに、
そんなふうに生き抜いてきた女性たちのものがたり。

なので、女性は、だれかにはきっとシンクロしてしまうと思う。
あたしもしかり、で、後半以降ははらはらと涙が止まらず。

とはいえ、作品の完成度はどうだったかというと、
『ニューヨーク、アイラブユー』とちょっと似ていて、
ぱらぱらと散漫な印象でした。
号泣したからって良い作品だったとは限らないのです。

あまりにも主役級の女優陣が多すぎたせいなのか、
だれにも平等にスポットライトを → だれにも焦点が定まらず、
という例の悪循環にとらわれてしまったような作品でした。
もう少し、男優陣の側にも深い目線を注いでほしかった気がする。
でも映像は奇麗だった。モノクロでも、桜が美しい桜色に見えた。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/14

パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々(22/100 '10)

原作は未読。
なのでもしかしたら、『天使と悪魔』なんかみたいに、
濃密な内容を無理やり映画の尺に納めるために、
主要なところを切り取ってサクサク繋げたのかもしれない。

かもしれないけれど、あまりに簡単すぎる。
だれかが言ってたけど、ほんとに RPG みたい。
主人公たちがちっとも苦労しないんだ。
苦労しないで、すぐつぎのアイテムゲット、
ボスキャラもあっというまに退治、みたいな。

苦労しないから、キャラたちも苦悩しないし成長しない。
ファンタジーものは、キャラたちの成長がメインのはずなのに。
シリーズになるんじゃないかと思うのだけど、大丈夫か?
と心配になる。
この作品ばかりは、原作を読んでから観たほうがいい気がする。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/03/10

ハート・ロッカー(18/100 '10)

アカデミーの作品賞を取ってすぐに見に行く。
平日昼間だというのに、明らかに仕事中でしょ的サラリーマン多数。
いいなぁ、おじさんたち、こんな仕事のしかたで誰からも咎められずに・・・

そんなおじさんたち、きっと彼の仕事っぷりを見て、はっとしただろうに。

この作品を語り出すと、どんどん深みにハマってしまうだろうから、やらない。
大雑把に言えば、いかにもアカデミー会員の好きそうなテーマである。
誤解していけないのは、爆弾処理の彼らは米兵のために仕事をしているのではなく、
イラク市民を無差別で狙った爆弾テロを阻止するべく力を尽くしている、ということ。
それは、後半に出てくるイラク人男性の悲劇からわかる。

自分自身では、自分の存在価値を信じられないということは、
その人を愛する周りの人にとってみたら、不幸の始まりの気がした。
誰かのためになりたいと思うことはとてもふつうのことだと思うけど、
そうしてでしか、自分の生を実感できないのは、虚無だ。

ちなみに、ハートロッカーは hurt locker です。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/02/18

バレンタインデー(14/100 '10)

『ラブ・アクチュアリー』のバレンタイン版、というかんじか。
中心になるのはアシュトン・カッチャーとジェニファー・ガーナー。
ロスで花屋の3代めのアシュトンが、自身の恋と、親友の恋と、
お花を頼んできたお客さんたちの恋とに右往左往する、というお話。

ラブ〜とのいちばんの違いは、あちらにはクソヤローが出てこないけど、
こちらには出てくるってとこかな。それが、なんかもったいない。
あと、ジュリア・ロバーツは、なんか取ってつけたような感じ。
周りとちっとも絡んでないのに、おいしいところだけ持ってったようで。

予想以上に良かったのが、テイラー・スウィフト。
いってみればおバカキャラで、よくオファーを受けたと思うのだけど、
これがもう、愛らしいおバカさんで、ステキでした。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2010/01/27

母なる証明(6/100 '10)

ポンジュの監督の最新作は、本人がそのつもりだったか定かではないけれど、
かなり原点回帰に近いのじゃないか、という気がした。
系統的には、『殺人の追憶』にとても近い作品という印象。
とても、あの『グエムル』を撮った監督とは想像しにくいかんじ。

もっとも、本作のアイデアはやはり『殺人の追憶』あたりからあって、
ようやくそれが形になった、というのが監督のいい方だったと記憶している。
陰鬱で、外に対してひどく閉じた町の、他者に対してひどく閉じた母と息子。
全体をおおう色彩は、そのまま物語のやるせなさとイコールの関係。

田舎の街で、ひとりの女子高校生が殺される。
頭を殴打され、とある家の屋上にこれ見よがしに置き去りにされて。
現場近くで発見されたゴルフボールから、犯人とされたのはトジュン。
母親とふたり暮らしで、障害をもつ青年だった。

警察はまともな捜査をしていない、弁護士も頼りにならない、
息子はしてもいない罪で拘留され、有罪を言い渡されるだろう。

息子の無実を信じる母親は、ひとり、奔走する。真犯人を見つけようと。

ココから先、ネタバレになります。


「衝撃的なラスト」とあちこちで言われているようだけれど、
映像を見ないで文字だけで伝えられたら、それほど珍しい結末ではない。
どこかで、何かで、見たような気がする。映画だったか、小説だったか。
その「骨格」を、誰にもまねできない脚色で見せるのが、
ポンジュノの、ポンジュノたる所以なんだろうと思う。

役名もなく、たんなる「母」として登場し、その立場を象徴する母親は、
障害を持った息子トジュンを、まるで5歳の子どものように溺愛している。
母親と息子の関係は、母親と娘のそれとは明らかに異なるものであるけれど、
たとえトジュンに障害があるとはいえ、この母親の過保護ぶりは目に余る。
けれどその理由も、物語の後半に明らかにされる。

年取ってから生んだ息子を女手ひとつで育てることに疲れ果てた彼女は、
トジュンが5歳のときに無理心中を計ろうと、彼に農薬を飲ませていた。
トジュンの障害がそのせいなのか、それとも障害があったから無理心中を決意したのか、
それは映画では語られないけれど、とにかく彼女は、死ぬことに失敗してしまう。
それ以後、彼女はトジュンを守るためだけに生きている。
鶏をほぐして茶碗に乗せてやり、薬草を煎じてクスリを作って飲ませ、
バカにされたら倍にして返せと教え、夜は添い寝して寝ている。
それが、彼自身を窮地に追い込み、彼女自身をも破滅させるとも知らずに。

結局、トジュンは母親の教えに従っただけなのだ。
それに気づいたときの、母の狼狽。息子を守るためしたことが、
息子自身の手を汚すことになったと知ったときの母の絶望。
そうして、彼女は自らの手を汚すことになる。真実を隠蔽するために。

隠蔽された真実のためにトジュンの身代わりになったのは、別の、障害をもつ青年だった。
素人が簡単に見つけ出せるような証拠も見逃して、まともな捜査もしないまま
障害者を犯人として逮捕する田舎警察も如何なものかと思うが、
その青年に会いにいき、彼には両親がいないと聞いて号泣する母親の涙は、
絶望だったのか、それとも安堵だったのか。空恐ろしい瞬間だった。

でもここで、物語は終わらない。
釈放されて家に戻ってきたトジュンは、無邪気に言ってみせる。

「きっとアジョンを屋上に置いたのは、気づいてほしかったからだよ。
 アジョンが血を流しているよー、だれか病院につれてってよー、って」

それこそが、トジュンが苦労して彼女を屋上に引きずり上げた理由。
こんなことをトジュンがどこかで言ってしまえば、何もかもが水の泡。
トジュンが疑われ、あの青年が釈放され、・・・

不安に苛まれる母親に、さらなる追い打ちをかけるのは、
トジュンが見つけてきた母親の鍼灸用の針ケース。
これこそが、彼女が自らの手を汚した証拠となるもの。
いまや、引き金に指をかけているのはトジュンだと、母親は思い知る。
自分が命をかけて守ってきたものが、この不安定なトジュンの人差し指にかかっている。
トジュン自身の命運も、自分の命運も、すべて、どこで何を言うか、いつ気まぐれに、
そうとは意識せずに罪を告白してしまうかわからないトジュンにゆだねられている。
5歳のあのときのことを突然思い出し、自分に農薬を飲ませたと言って、
警察で大声で自分を責め立てたときのように。いつか。どこかで。

この映画の骨格がたとえほかの何かに似ていたとしても、
それ以降の、この母親の想いを描いたことで、この映画はほかと一線を画している。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/12/31

パブリック・エネミーズ(74/100 '09)

久々にイイ男なデップを見た気がする。
次のデップとその次のデップにかっこよさは期待できないので、
ここで思いっきり堪能することにする。
贅沢を言えば、前髪はおろしてくれていたほうが好み。
しかし時代を考えれば、そんな男性はいないのだから仕方ない。

同じような実在のギャングを主役にした映画といえば、
ブラピのジェシージェームズがあった。
どちらがおもしろかったと言われると難しい問題だが、
あえて言えば、ジェシージェームズのほうが好きだったかも。
もちろん、こちらは完全なるエンターテイナー作品になっていて、
単純に比較はできないのだが。

比較と言えば、どちらも助演が素晴らしかった。
本作では、個人的にクリスチャン・ベイルが、
ジェシージェームズのほうでは、ケイシー・アフレックが。
こういううまい助演がいると、映画は引き締まる。



| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/11/26

フローズン・リバー(66/100 '09)

ニューヨークとカナダの国境であるセント・ローレンス川の両岸には、モホーク族の居留地がある。
冬になると凍りつくセント・ローレンス川は「道」となり、両岸をつなぐ。
アメリカ、カナダ両国の警察の手が及ばないこの川の上を、車は行く。
トランクに、不法入国者を詰め込んで・・・

ギャンブルから足を洗えない夫から家族を守ろうと必死に生きるレイ。
夫亡きあと、病院から出産直後の息子を夫の母に奪われ、遠くから見守るしかないモホーク族のライラ。
まとまったお金さえあれば、なんとか生活を立て直せるふたり。
人種も生きてきた背景もまったく異なるふたりは互いに嫌悪していたが、ただ一点、子を思う「母」という接点で繋がった。
そうして、カナダ側から不法入国者をアメリカに運ぶ犯罪へと手を染めていく。

不幸の連鎖に絡めとられて抜け出せずにもがいている「母親」という人種の弱さと、そしてその強さを描いた作品。
実際にこういった犯罪が行なわれていたという事実を元に、新人監督コートニー・ハントが着想を得てシナリオを書いたという。
レイを演じたメリッサ・レオはアカデミー主演女優賞にノミネートされ、
グランプリを取ったサンダンス映画祭では、あのタランティーノに「今年観た中で最高にエキサイティングで息をのむほどすばらしい」と言わしめた。

久々に、見応えのある良い映画を見たなあと、素直に思える作品だった。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

2009/11/13

ブラック会社に勤めてるんだが、もう俺は限界かもしれない(59/100 '09)

『キサラギ』がものすごくおもしろかったので、
ものすごく期待して試写に行ったのだけど、
これは『キサラギ』とはまったく違う映画でした。
考えてみれば「そりゃそうだ」なんだけど。
同じもの撮ってても進歩がないじゃんね。

なんだけど、やっぱりちょっと物足りない感があるのだ。
随所に散りばめられた小ネタは気がきいているし、
間とかタイミングとか、かなりこだわって作っているのだけど、
どうも役者と監督の一体感が感じられないのだ、『キサラギ』ほど。
なんということはないふつうのセリフを、なんともビミョーなモノに変える力を、
『キサラギ』の出演者の面々は有していたのだなぁとしみじみ思った。
たとえば同じ「はい」や「いいえ」でも、間の取り方や言い方でずいぶん意味は変わる。
監督が生み出したいという意味合いと実際のそれとが、『キサラギ』は近かった気がする。

笑いとドキドキと笑いとハラハラが、ジェットコースターに乗っているように、
ものすごい短いスパンで入れ替わる展開ではなく、
ドラマ性を見せることに力が入っている点でも、大きく違っている。
芝居というよりは映画だ。映画を見に行っているんだから、映画でいいのだけど。

頭ではものすごくよくわかっているんだけど、どうも心が納得いかない。
小池くんは頑張っていたけどね。一生懸命な感じが伝わってきました。

個人的には、本当に申し訳ないけど、品川さんがダメでした。
役の上でのことだとわかっているのだけど、どうにも受け入れられず。
こういうタイプの人にものすごく嫌悪感を感じるのだけれど、
ある意味、それをスクリーン上で感じさせたという点では、怪演なのかな。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2009/10/19

パイレーツ・ロック(49/100 '09)

あの『ラブ・アクチュアリー』のスタッフだというし、
大好きなビル・ナイが出ているので、ものすごく期待度高し!
ふだんは応募しない厚生年金(家から遠い、駅からも遠い)での試写にも応募。
雨が降る中、出かけてきましたよ。(もう10月5日の話ですが)

確かにおもしろかったのだが、期待値から比べるとちょっと物足りなし。
あたし世代よりもう少し前の世代の人は、もっと楽しいだろーなー。
当時の歌が、半分くらいしかわからなかった。
でも、知ってる曲がかかると、頭の中でいっしょに歌ってる。
歌ってすごいなー、と思う。いつまでも、生きる。

ビル・ナイは、パイレーツでは顔も見えないお化けタコだったので、
今回はかっこいいヂヂイ役がずっぽりハマってて良かった。
とりわけエンドロールのダンスはもう、ハート奪われました。
こんなおじいさんなのに、なんでカッコいいのかなー。謎だなー。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

より以前の記事一覧

その他のカテゴリー

SE7EN | パクヨンハ | ライブ | 日本のドラマ | 映画 INDEX | 映画・テレビ | 映画[あ行] | 映画[か行] | 映画[さ行] | 映画[その他] | 映画[た行] | 映画[な行] | 映画[は行] | 映画[ま行] | 映画[や行] | 映画[ら行] | 映画[わ行] | | 石けん生活 | 韓ドラ『12月の熱帯夜』 | 韓ドラ『いつか楽園で!』 | 韓ドラ『ごめん、愛してる』 | 韓ドラ『アイルランド』 | 韓ドラ『ウェディング』 | 韓ドラ『グリーンローズ』 | 韓ドラ『サマービーチ〜海辺へ行こう〜』 | 韓ドラ『ジュリエットの男』 | 韓ドラ『バリでの出来事』 | 韓ドラ『ピアノ』 | 韓ドラ『マイラブ・パッチ』 | 韓ドラ『ラブストーリー・イン・ハーバード』 | 韓ドラ『ローズマリー』 | 韓ドラ『ロー・ファーム』 | 韓ドラ『勝手にしやがれ』 | 韓ドラ『危機の男』 | 韓ドラ『君はどの星から来たの』 | 韓ドラ『太王四神記』 | 韓ドラ『太陽に向かって』 | 韓ドラ『威風堂々な彼女』 | 韓ドラ『復活』 | 韓ドラ『快傑春香』 | 韓ドラ『恋歌』 | 韓ドラ『愛してると云って』 | 韓ドラ『明朗少女成功記』 | 韓ドラ『星を射る』 | 韓ドラ『春のワルツ』 | 韓ドラ『波乱万丈〜Missキムの10億作り〜』 | 韓ドラ『白雪姫』 | 韓ドラ『秘密』 | 韓ドラ『雪だるま』 | 韓ドラ『雪の女王』 | 韓ドラ『雪花』 | 韓ドラ『1%の奇跡』 | 韓国ドラマ | 韓国芸能 | 韓国語のお勉強 | 音樹のモノ申す! | 音樹の雑感