2010/03/12

噂のモーガン夫妻(19/100 '10)

ハート・ロッカーが重く息苦しい映画だったので、笑えるのが見たい。
そう思って、愛しのヒューに会いに行きました。
じつはサラ・ジェシカ・パーカーが嫌いだったりするんだけど・・・

じつにヒューの映画らしい映画だった。なんという安心感。
サラ・ジェシカ・パーカーじゃなかったらもっと楽しんだのに。
内容は、ないです。はっきり言いますけど。
ヒューはだいぶおじさんになっちゃったけど、やっぱりいいわぁ。
彼のクイーンズを聞くたびに、まねしたくなる。できないけど。
へんなこと(たとえば『アメリカン・ドリームズ』)なんかに挑戦しないで、
もう諦めてこの路線をずーーーーーーっといってくれたら、それでいい。

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2010/01/05

アバター(77/100 '09)

カールじいさんで3Dに目覚めて、アバターを大スクリーンで見る。
あんまり飛び出なかったな。専用劇場でないと、メガネだけでは無理なのか、
大きい劇場より小さい劇場のほうが効果があるのかも、とも思ったり。

ストーリはまあふつう。よくある話。
それを映像であそこまで見せるのは、やっぱりスゴいと思う。
3Dじゃなかったとしても、創造という力量はすごかったし楽しめた。
美しい星と、そこに住まうすべての動植物、その繋がりを、
手を抜かずに時間をかけて描いたのは良かったと思う。
ここをはしょっていたら、ただのアクション映画になってしまったろう。
そのぶん、非常に長い作品になってしまったわけだが。

しかし、3時間近い作品を3Dで見続けることは相当目に負担がかかったようで、
エンドロールで3Dメガネを外したら、べつに感動のためでもないのに涙が止まらなかった。
ふつうの映画を同じ長さだけ見ても、せいぜい目頭に涙が滲む程度だろうに、
こぼれるほどに涙が出続けたのだから、ものすごく目を酷使したんだろう。
じつは人間ドックで目が引っかかり眼科に行けと言われたばかりだったから、すごく不安になった。


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2009/12/29

イングロリアス・バスターズ(71/100 '09)

タランティーノはエンドロールが短いのがイイ。
最近のハリウッド作品はエンドロールだけで軽く3分はかかる。
それを考えると日本映画や韓国映画の短さは、嬉しい。
俳優の付き人とか運転手とか、名前を知らせてもらわなくても。
エンドロールに名前が出たらそりゃ名誉なことだが、
作り手側の大人の事情以外の何者でもない気がして、ちょいウザ。

と、関係ないところで長々ともの申してしまった・・・
肝心の作品ですが、シリアスとコメディーのバランスが良かった。
一方ではシリアスなお話が展開していて、それに絡んでくるおバカたち。
このおバカな男たちがまた、それぞれに濃ゆいキャラで、すてき。
とはいえ、どうもやっぱり、タランティーノは肌なじみが良くない。
これは、あたしの側の問題です。

そろそろ、思いっきりイイ男のブラピに逢いたいなー。

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2009/11/26

息もできない(67/100 '09)

こちらも東京フィルメックスでの上映。
『フローズン・リバー』が母の物語ならば、『息もできない』は家族の、とりわけ父親をめぐる家族の物語、という趣き。

チンピラのサンフンは、世界中が自分の敵だと信じている男。
父親はかつて、自らの暴力で妻と娘を死に追いやっていた。
サンフンは15年の刑期を終えて出所してきた父を、いまだ許せない。
サンフンの、半分だけ血のつながった姉もまた、暴力の犠牲者だ。
夫の暴力に耐えかねて離婚した彼女は、息子を抱えてひとり生きている。
疎ましく思いながらも、サンフンは姉と甥の世話を焼かずにはいられない。

ある日、サンフンは勇ましくも自分に食って掛かる女子高生ヨニに出会う。
ヨニもまた、精神を病んでしまった父親と素行の良くない弟を抱え、息の詰まるような生活を送っている。
どこか、自分と同じ匂いを感じたふたり。まるでそこに分身を見たかのように、急速にヨニに近づいていくサンフン。
境遇が似ていながら、真っすぐに生きようと懸命なヨニを見ているうち、サンフンの心は少しずつ解けていく。

まだ間に合うかもしれない。
まだ、真っ当に生きるチャンスが残っているかもしれない。

足を洗う決意を決めたサンフンだが、絡めとられた運命は、容易にはほどけない。

結局、サンフンはヨニの弟に殴打されて命を落としてしまう。
それを知っているのは、ただ、観客である私たちだけ。

サンフン亡き後、ヨニはサンフンの姉と息子、サンフンの親友との付き合いを続け、やはり真っすぐに生きようと懸命だ。
それなのに、彼女は気づいてしまう。
弟がチンピラ仲間と場所代を払わない屋台を襲撃しているのを見て、
かつて母の屋台を襲撃していた男たちの中にサンフンがいたことを。
男たちに頭を殴られて連れ去られた母。いまは亡き母。
彼らの運命を絡めとった歯車は、個人の力ではどうにもならない、いわば社会の負の連鎖。
サンフンひとりが抵抗しようとしても、どうにも立ち向かえる相手ではない。

登場人物たちは互いに、相手の境遇をすべて熟知しているわけではない。
因果が巡り巡っているのを余すことなく見ているのは、スクリーンのこちら側の私たちだけ。
私たちだけが、サンフンの父の因果が娘に、息子に繋がっているのを見て、
私たちだけが、サンフンの因果がヨニの弟に繋がっているのを見る。
ヨニの弟がいつか、サンフンがヨニと出会ったようにだれかに出会い、
その弟に殺められるのではないかという、漠然とした不安を抱くのだ。

それでもヨニは、真っすぐに生きることを止めないだろう。
なぜなら、父と弟を憎悪し嫌悪するその思いは、愛情と表裏一体だからだ。
サンフンが憎悪し、嫌悪しながら同時に父や姉や甥を愛していたように、
ヨニもまた、父と弟を捨てられないからだ。
そこに、希望がある。

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2009/11/19

ウエディング宣言(61/100 '09)

日本では DVD スルーとなった作品。
とりわけジェニファー・ロペスが好きというわけではないが、
ジェーン・フォンダが怪演していると聞いて、ならばと見てみる。
2005年のティーン・チョイス・アワードで5部門ノミネートというが、
ティーンの好きそうな映画でありました。単純に、楽しい。
ま、ジェニロペの PV っぽいのは否めない。

日本ではあまり知られていないようだが、相手役のマイケル・ヴァルタンは、
アメリカではドラマ『エイリアス』で当時は人気だったとか。
『グレイズ・アナトミー』のパトリック・デンプシーみたいなものか?

ちょっと笑ったのは、このマイケルくんが『エイリアス』での共演で付き合い、
婚約寸前までいったジェニファー・ガーナーが、彼との破局後、
あまり時間を置かずしてベン・アフレックと結婚、妊娠したってこと。
そのころのベン・アフレックはもちろん、
1年以上の婚約期間の末にジェニファー・ロペスと破局した直後。

人生いろいろ、ですわ。

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2009/11/13

あなたが寝てる間に…(58/100 '09)

サンドラ・ブロックの『あなたは私の婿になる』を見て、
なんとなく見たくなって、借りてみた。
もうだいぶ前(1995年!)の作品で、サンドラものすごく若い。

駅の改札で働いているルーシーにはあこがれの人ピーターがいる。
あるときホームに転落した彼を助けたところ、
彼の一族から婚約者だと勘違いされ、本当のことを言えず・・・
昏睡状態のまま目を覚まさないピーターを見舞ううち、
家族のいないルーシーはピーターの家族の温かさに焦がれ、
いつしかピーターの弟ジャックに想いを寄せてゆく・・・

と、言ってみればこれも王道のストーリーなのだけど、
それ以上に、映画の空気感というか、温かさに惹かれる。
ちょうどクリスマスから新年にかけてのお話なので、
寒々とした景色に色あせた木々、時折舞う白い雪だけの画面。
急ぐことなく、ゆったりと流れていく時間はまるで、
どこかの誰かの日常を切り取ったかのようで、
派手さもなければ、へんな格好つけもなく、いたってシンプル。
そんな中に、まったく違和感なくとけ込んでいるサンドラ。
そして何より、トークンのかわりにコロンと指輪を投げ込むシーン。
あああぁぁぁ、と、ここまでに完全にルーシーに感情移入している身には、
心がとろけるような演出。

サンドラはラブコメにハマるという意見には同意するけれど、
個人的には、ふつうの市井の人を演じているほうが好き。
本作や、『ヤァヤァ・シスターズの聖なる秘密』の、サンドラ。
大きな声を張り上げなくても、身振り手振りで感情を表さなくても、
いちばん、役のきもちが伝わってくる気がする。

そして、個人的にとても、ネコを飼いたくなった。
一人暮らしの彼女がネコを飼っていて、ネコ飼いたい病のあたしには麻薬のようだった。

クリスマスが近くなると、こういう映画を見たくなる。

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2009/10/29

悪夢のエレベーター(56/100 '09)

なんとなく『キサラギ』のニオイを感じて行ったのだが、ぜんぜん違った。
終始エレベーターの中で完結する会話劇だと思っていた。
ところが、前半はエレベーターの中での謎かけ、
後半はエレベーターから外に出て、謎解き、のような設定。
似ていたのは、限りなく一幕劇に近いお芝居でも成立する、という点だけ。
ネタバレなしには何も語れない。なので、見えにくくしておく。
でも前半だけ。後半は、やっぱり知らないで見たほうがおもしろいから。

11階建てのマンションのエレベーター。時刻は深夜。
ガクンと大きな音がして急降下、そして停止。
閉じ込められたのは、なんともうさん臭い4人の男女。
明らかに住民なのは一人だけ。残りの3人はいかにも訳あり。

大阪弁の威勢のいい男は、自称プロの空き巣。出所ホヤホヤ、初仕事に来た。
ゴスロリ少女は自殺志願者。界隈で一番高いこのマンションから飛び降りる予定。
不倫相手の家で電話を受けて、産気づいた妻の元へ帰らんとしていた若い男。
そして、全身ミドリのジャージ男は、触れた相手の過去が見えてしまう。

エレベーターは外への連絡手段が途切れ、だれもケイタイを持っていない。
2台あるエレベーターのもう一台が動いているために、
おそらくこのエレベーターが止まっていることに気づく人はいない・・・
一度悪いほうへと考え出したら、だれにも止められない。
もしかしたら、このままだれにも気づかれず、餓死?
出産当日に夫が失踪。見つかったと思ったら愛人宅のエレベーターで餓死。
そんな悲惨な事実を抱えて子どもを育てなければならない妻・・・
若い男は勧められるまま、妻へのメッセージをレコーダーに残す。

と、彼は気づく。

自分は5階から下へ降りるエレベーターに乗った。
ジョギングに向かうジャージ男はともかくとして、
7階に空き巣に入ろうとしたヤクザと、なぜ乗り合わせたのだろう。
そもそも自分が乗ったとき、ゴスロリ少女は乗っていなかったじゃないか!

「あら、ばれちゃった?」
「とりあえず、眠ってもらう?」

・ ・  ・   ・    ・     ・

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2009/10/27

あなたは私の婿になる(55/100 '09)

アラフォー女と年下男のラブコメは日本でだけ流行ってると思ったら、
ハリウッドでもそうなのか。本作しかり、『理想の彼氏』しかり。
昔はこの逆パターンがふつうだった。妙齢のオヂと若娘のカップル。
『プリティ・ウーマン』とか。横道すぎて、もうだれも作ってないかも。
アラフォー女と年下男。日本でも「おひとりさま」が放映中。
どうかなぁ、という一抹の不安を抱きながらも、
なんだか暗い映画や考えさせられる映画を見たい気分ではなく、行く。

設定だけでなくストーリーも王道だった。先が読める。読めるんだけど、楽しかった。
主演の彼は、えーと、ライアン・レイノルズか。お初でした。
ものすごい好青年で、ちょっと引いたのだが、最後はちょっと頼もしくなったくる。
サンドラ・ブロックはもうけっこうイイ年だけど、まだまだラブコメいけるなぁと思う。
手ブラヌードは相当勇気がいったろうが・・・(腹が引き締まっていて羨ましい!)

この王道ラブコメの舞台を、アラスカにしたというのが良かった。
雄大な景色と、見るからに澄んでいる空気の下で、
キュートなおばあちゃん&ママに最初から100パーセント家族待遇されて、
魔女と呼ばれた編集長が自分に欠けているものをしみじみ再確認するんだな。
その魔女が、ちゃんと血の通った人間だったと、アンドリューは知るんだな。
何より、アラスカに行ってみたい気になった。
いままでは雪と氷に閉ざされた極寒の地、というイメージだったけど、
夏のアラスカは、なんだかすごく魅力的だった。

アンドリューの元カノがマリン・アッカーマンで、
あぁ、ほんとに普通の役普通にやれるような位置に来れたんだなぁと、
所属事務所の社長のようにじんわりと喜んでしまった。
なんだかんだいって、出演作6本のうち4本を見ている。
ますます『ライラにお手上げ』を抹殺したいだろうに・・・


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2009/10/21

うちにどうして来たの?(52/100 '09)

これもコリアン・シネマ・ウイークで。

なんとも不思議な映画だった。

事件で妻に死なれて以降、自殺を試み続けている男。
自分を二度も刑務所送りにした元凶の男を捜し続けるホームレスの女。
奇妙な同居生活と、次第に生まれる不思議な絆。

スガンは頭の弱い女、という設定なんだろうか。
高校生で二十歳っていうのはどうしてなんだろう。
それにしてもあのしつこさは、怖い。しつこいというより、執拗。ほぼ執念。
それもまともな人間なら。そうでない設定なら、彼女にはきっと、
そうまでしてジミンが逃げ回る理由がわからないだろう。それも、悲しい。

パクヒスンは、どうしてかいつも、チョンジェヨンに見えてしまう。
『ファミリー』でも『バカ』でもそう思い、今回も思った。
韓流ブームからは遠いところにいる人だけど、いい役者だな。

だれにも愛されない女と、だれも愛せない男。

愛がなければ、人は完全になれないのだろうか。
そんなこと、ない。決して、ない。
けれどこのふたりは、愛に飢えている。苦しいくらい。
それなのにこのふたりは、愛を信じられない。悲しいけれど。
愛ではない次善のもので、彼らはお互いを埋めたのかもしれない。

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2009/10/19

牛の鈴音(51/100 '09)

なんということもないドキュメンタリーが口込みで大ヒット、
これを見て泣けない人は人間じゃない、くらいまで言われた、
噂の『牛の鈴音』を、東京国際映画祭のコリアン・シネマ・ウイークで見る。

無口で頑固で、ちょっと耳が遠くて足の悪いおじいさん、
口から先に生まれてきたのか「あたしゃ不幸だよ〜」と小言ばかりのおばあさん、
そして、その夫婦の日常と仕事に40年間寄り添ってきた老牛(メス)。
この2人と1頭の、長いことくり返された日々の営みの、記録。

ドラマらしいドラマといえば、新しい牛が来たことや、
その牛が子牛を産んだこと、この子牛が脱走しまくって大変なこと、
そして最後のエピソードくらい。なのになぜか泣けるんだよなー。不覚にも。

骨と皮のようになった体で荷車を引く牛。
一歩一歩、確かめるように、ちょっとヨロヨロしながら歩く牛。
監督は、牛の姿を父親のイメージに重ね合わせたと言うけれど、
おじいさんそのものが、父親、おばあさんそのものが、母親、
そんなふうなイメージで、私は最後まで見たというかんじだった。

無口で返事もしなくて頑固で偏屈なおじいさんと、
文句ばかり言いながらも、おじいさんの意向に決して逆らわないおばあさんが、
なんだか自分の両親みたいで、ちょっと苦笑した。

返事しないんだよなー、うちの父親も。
で、「返事くらいしてよ!」と怒られ、「いま考えてる」とのんびり答え、
それがさらに母親の怒りを誘うという悪循環は、
子どものころは苦々しく見ていたが、いまでは一種のコントです。

平和だわ・・・



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